フォードが3Dプリンタで有名なストラタス社と提携。3Dプリンタ技術を用いて車のパーツを量産する模様

2020-05-27

アメリカの自動車メーカであるフォードが、将来の自動車部品の一部に3Dプリンタ技術を駆使したスポイラーやプラスチック部品を量産するため、3Dプリンタメーカであるストラタス社と提携したことがわかりました。

ストラタス社と提携して生み出された3Dプリンタ製品は、「Infinite Build」というもので、通常の消費者が購入できるものではなく、工場内におけるような非常に大きな”装置”になります。
フォードは、この3Dプリンタ技術を駆使したプロジェクトを発足し、3Dプリンタ材料の可能性(耐久性等)を確認していきながら、次世代の車への導入を進めるために開発が進行中。


なお、この技術が車の部品として量産できれば、どのようなモデルにおいてもスピーディに部品を成形することが可能となり、更には低コストかつ超軽量なパーツを生み出すことができるとのこと。
ただ、その一方で耐久性や強度といった面ではまだまだ開発が必要とのことで、ある意味一番の大きな問題点でもありますが、フォードとしてもあらゆる知見を活かしてより強度の高いパーツを作り出すことができると高い自信を示しています。

もちろん、この話は車の外装にとどまらず、内装やエンジンまでも3Dプリンタにて一貫して成形するプロジェクトでもあるので、将来的には3Dプリンタを導入する自動車メーカも多く現れるのではないかと思いますね。