ジュネーブにて、中国のテックルールズがハイブリッドモデル「Ren」を公開。最高出力1,300馬力超えの最大2,000km走行可能

2020-05-26

ジュネーブモーターショー2017にて、中国の自動車メーカであるテックルールズが初めて生産するハイブリッドモデル「Ren(レン)」が初公開に。

この非常にエキゾチックな個体は、特許取得済みのディーゼルを燃料としたタービン(TREV)と6基の電気モータを使用した世界初のハイブリッドモデルとなります。


オフィシャルにて公開されたスペックとしては、フロント2基、リヤ4基の電気モータをフル使用した場合で、最高出力1,307ps、最大トルク2,340Nmを発揮するもはやハイパーカー以上。

しかも、0-100km/hの加速時間はわずか2.5秒となっており、ブガッティ「シロン」の2.4秒まで0.1秒に迫っていますね。なお、最高到達速度は320km/h。

この「Ren」にて使用されているバッテリには、14kWh、25kWh、32kWhの3種類が使用されており、DCによる急速充電器を使用することで15分未満で80%にまで充電することが可能とのこと。

また、この個体はディーゼルを燃料としたタービンエンジンとモータを組み合わせたハイブリッドモデルとなるため、最大航続可能距離は2,000km(電気のみであれば200km走行可)にまで到達するとのことです。

デザイン面においては、ライトの形状などから明らかにWモーターズの「ライカン・ハイパースポーツ」に似ていますが、この辺りのデザイン面はちょっと揉める恐れがありそうですね。

なお、この個体は世界限定96台のみの生産になるとのことで、年間では10台以下の生産になる模様。
価格は未だ公開されていないものの、間違いなく数千万レベルの価格になると考えられます。