12位で20億円超え?!オークションにて最も高額で落札された車は?トップ12を公開

2020-05-26

これまでのオークション販売にて、過去最高額で落札された車は一体いくらで、どんな車なのか?を調査。
そのほとんどが実はフェラーリで独占されているわけですが、価格はやはり想像を大きく超えるものばかり。

今回はランキング形式(2017年版)にて公開していきたいと思います。
※価格は1ドル=115円にて換算しています。



第12位 フェラーリ「250LM」

落札額:$17,600,000(20億4,000万円)

生産台数は世界32台。
フェラーリ「250LM」は1963年にル・マンレース専用にて製作された「250GTO」の後継モデルで、1965年の同レースにて優勝した非常に人気の高いモデルでもありました。
なお、パワートレインは排気量3.0L V型12気筒SOHCエンジンを搭載し、最高出力305psを発揮。



第11位 フェラーリ「250GT LWBCalifornia Spider Competizion」

落札額:$18,150,000(20億8,725万円)

生産台数は世界50台。
希少性・外見・レース系統含めた中では群を抜いてハイレベルなスパイダーモデルのクラシックカー。
パワートレインは第12位の「250LM」同様の排気量3.0L V型12気筒SOHCエンジンを搭載し、最高出力228psを発揮。


第10位 フェラーリ「375 Plus Spider Competizion」

落札額:$18,400,000(21億1,600万円)

1953年のワールド・スポーツカーチャンピオンシップを制して以降、更なるタイトル奪取を目指して作られたハイパワーモデルの「375 Plus Spider Competizion」。
当時、ハイパワーなスパイダーモデルはかなり希少性が高く注目度も高かったため、この個体も相当に人気が高かったとのこと。
なお、パワートレインは排気量5.0L V型12気筒SOHCエンジンを搭載し、最高出力334psを発揮。


第9位 フェラーリ「250GT SWB California Spider」

落札額:$18,500,000(21億2,750万円)

現在では、ほとんど見ることのできない伝説の「250GT SWB California Spider」。
フェラーリオーナの中では非常に地位の高いモデルとも言われていますね。
スーパーカーコレクターで有名なロバート・ベイヨン氏も、自身の運営する博物館の第一号として展示。
なお、パワートレインは排気量3.0L V型12気筒SOHCエンジンを搭載し、最高出力245psを発揮。

第8位 アルファロメオ「8C 2900B Lungo Spider」
落札額:$19,800,000(22億7,700万円)

ようやくフェラーリ以外のモデルがランキングに登場(とはいってもフェラーリグループに属するアルファロメオですが…)。
この個体が販売される前は、アルファロメオ8Cモデルのエンジンが市販化される予定は無かったものの、1931年の秋ごろよりルンゴ(長)・コルト(短)と呼ばれる2種類のホイールベースを持つシャシーとのセット販売がスタート。
後にロードモデルとして登場した「8C 2900B Lungo Spider」ですが、現在は生産終了となった「8C」と同様のV型8気筒モデルを搭載したアルファロメオ最強車とも言われていました。


第7位 ジャガー「D-Type」

落札額:$21,780,000(25億470万円)

実は意外と知られていないジャガーが1954年から1957年に販売したレーシングカー「C-Type」の後継モデルとなる「D-Type」。
基本メカニズムは先代「C-Type」と同様で、ロングノーズとショートノーズがラインナップ。
なお、パワートレインは排気量3.4L 直列6気筒DOHCを搭載し、最高出力275psを発揮。


第6位 フェラーリ「275 GTB/C Speciale」

落札額:$26,400,000(30億3,600万円)

またまたフェラーリに戻りますが、第6位でまさかの30億円超えですね。
レーシングモデルとして登場したスペチアーレモデルで、後の「458スペチアーレ」や「488スペチアーレ」といったフェラーリ・ハイパフォーマンスの名称の先端でもありますね。
なお、パワートレインは排気量3.3L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力330psを発揮。


第5位 フェラーリ「275 GTB/4S NART Spider」

落札額:$27,500,000(31億6,250万円)

第6位と同様の「275 GTB」シリーズのスパイダーモデルですね。
NARTは「ノース・アメリカン・レーシング・チーム」の略称。
パワートレインは「275 GTB/C Speciale」と同様の排気量3.3L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力300psを発揮。


第4位 フェラーリ「290 MM」

落札額:$28,050,000(32億2,575万円)

これはかなり有名なモデルではありますが、偉大な公道レーサのマヌエル・ファンギオ氏が乗っていた超希少モデルでもありますね。
彼が乗車したモデルは全て高額落札されていますが、その中に含まれているのが「290 MM」。
製造台数は僅か4台のみで、パワートレインは排気量3.5L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力335psを発揮。


第3位 メルセデスベンツ「W196」

落札額:$29,600,000(34億400万円)

さて、ようやくトップ3の発表ですが、ここにきて大きく貢献したのがメルセデスベンツ「W196」。
1954年と1955年のF1選手権にて使用されたF1カーで、偉大なレーサであるマヌエル・ファンジオ氏が2年連続でドライバーズチャンピオンに輝いた伝説の個体でもあるわけですね。
なお、パワートレインは排気量2.5L 直列8気筒エンジン(当時はかなり珍しかった)を登載し、最高出力290psを発揮。


第2位 フェラーリ「335 Sport Scaglietti」

落札額:$35,700,000(41億550万円)

第3位のメルセデスベンツ「W196」を大きく突き放したのがやはりフェラーリ「335 Sport Scaglietti」。
この個体は、実はかなりのいわくつきのモデルで、1957年のミッレミリア・レースにて搭乗する予定だったルイジ・ムッソ氏が体調を崩し、代わりにアルフォンソ・デ・ポルターゴ氏が参戦。
全体の3位で走行していたこの個体は、観客14名を死亡させる大事故を起こしてしまい、色んな意味でフェラーリ車の中でも有名なモデルとなった一台でもありますね。
なお、パワートレインは排気量4.0L V型12気筒エンジンを登載し、最高出力395psを発揮。


第1位 フェラーリ「250 GTO」

落札額:$38,115,000(43億8,323万円)

未だこの記録が破られることのないブッチギリの最高額を誇るフェラーリ「250 GTO」。
この個体は1962年に世界限定36第のみ販売されたモデルで、先代の「250GTベルリネッタSWB」の空力的弱点を改良した、いわば最強のスポーツカー。
2004年のスポーツカー・インターナショナル詩のトップスポーツカーランキングにおいてダントツ1位だったことでも有名。
なお、注目のパワートレインは排気量3.0L V型12気筒SOHCエンジンを登載し、最高出力305psを発揮。