レクサス「NX」のマイナーチェンジモデルが公開。ヘッドライトは「RC」寄り、安全装備も充実してウィンカーも流れる仕様に

2020-05-26

本日より開催された、中国・上海モーターショー2017にて、レクサスがコンパクトSUV「NX」のマイナーチェンジモデルを世界初公開しました。

今回公開されているモデルは、中国仕様のため、左ハンドルとなっていますが、国内ではもちろん右ハンドル仕様となっています。


さて、今回のマイナーチェンジにより「NX」のエクステリア・インテリアデザインや装備面等において変更・追加が行われることとなりました。

まずは、エクステリアデザインにおいて、以下画像の左側が”F SPORT”グレード(スピンドルグリルがメッシュ(網目))、右側がF SPORT以外のグレード(ベース、Version C、Version L)となりますが、やはりフロントエンドデザインにおいては、スピンドルグリルが大型化したようにも思え、非常にアグレッシブな印象に。

また、エアインテーク部とフロントフォグランプが独立(フォグランプが下に移動)し、全体的なフロントマスクの印象がスポーティになりましたね。
また、右側のグレードのフロントグリルが「RX」「LX」と共通のレイヤーデザインとなり、非常に質の高い仕上がりに。

更には、三眼LEDヘッドライトのデザインも三連デザインから「RC」のデルタデザインに変更され、超小型LEDユニットが採用されたことにより、シャープ且つアグレッシブな表情に一新しています。
(マセラティ「レヴァンテ」やジャガー「F-TYPE」といった、細く釣り上がったライト形状)

また、ウィンカーにおいても点滅式だったものが、「RX」「LX」と共通の流れるウィンカー(シーケンシャルウィンカー)が採用され、これでレクサスのSUVモデルが全て流れるウィンカーに対応となりますね(今後発売が予想される「UX」は不明)。

続いて、安全装備においては、「Lexus Safety System+」が標準設定されるとのことで、その安全機能として「プリクラッシュセーフティシステム(前車追従式)」や「レーンディパーチャーアラート」「レーダークルーズコントロール」「オートマチックハイビームシステム」の4項目が標準装備されます。

もちろん、これによる価格帯の若干の上昇はあるにしても、上昇分はマイナーチェンジ前の(上記4項目の)オプション加算額に比べても”安い”方向になるのではないかと思われますね。

インテリアにおいては、一番大きな変更点として、ナビゲーションサイズの拡大化により7インチから10.3インチ(新型「IS」と同様)に。
このナビサイズの拡大化は、現「NX」オーナーからすればかなりのウィークポイントだったのではないかと思いますし、今回のマイナーチェンジにより乗り換えを検討されるオーナーも多いのではないかと思います。

また、今回のマイナーチェンジにより、リモートタッチ機能が新しくなるとのことですが、今のところ詳細は不明。
個人的には、マウスタイプが好みではありますが、先日の「LC500h」に試乗した際に操作した、なぞるタイプのリモートタッチのレスポンスが非常に良かったため、今回もそのレスポンスの向上が図られているのではないかと推測しています。

また、今回のマイナーチェンジに合わせて、これまでレクサスが公開してきた型式に変更があるとのことで、「NX200t」や「IS200t」といったターボエンジンモデルが「NX300」「IS300」(排気量3.0Lに相当)に改名されるとのこと。
もちろん、フルモデルチェンジを果たすフラッグシップセダン「LS」のターボモデル(排気量3.5L V型6気筒ターボエンジン搭載)も「LS350t」ではなく「LS500」(排気量5.0Lに相当)となります。

なお、国内での販売時期は今年の9月以降となっているため、恐らく7月ごろには、各ディーラにて情報が徐々に公開され、見積もりが取得できるかもしれませんね。

Reference:LEXUS