これは一体?フェラーリ「250GTO」をモチーフにした「612GTO」のレンダリング画像が公開に

2020-05-26

フェラーリのクラシックモデル「250GTO」をモチーフにした「612GTO」のレンダリング画像が公開に。
このレンダリング画像は、実は7年前にも一度「250GTO」をベースにしてレンダリング作成されていたのですが、当時のデザインから比較すると、かなり大きな変更点が加えられていることが確認できます(以下の画像が7年前にデザインされた「612GTO」のレンダリング画像)。
もちろん、このデザインは未だ市販化されていないものの、今後市販化が予想される「ディーノ」に反映される可能性もあるのかもしれません。

上の(7年前に作成された)「612GTO」のレンダリングを確認してみると、現在の主力製品でもある「458イタリア」や「カリフォルニア」に近いデザインのヘッドライトが採用されており、フロントエンドは「250GTO」を少し角ばらせた印象がありますね。


ちなみに、今回公開されているレンダリング画像では、ヘッドライトのデザインが、明らかにマクラーレン「570S」や「650S」といったアーチを描くようなシームレスライトが設定されています。
フロントのエアインテークやグリル部は丸みを帯びており、「250GTO」のデザインをそのまましたかのようなナチュラルな仕上がりになっていますね。

エンジンは、フロントボンネットにダクトがあることから、「F12ベルリネッタ」のようなフロントマウントエンジンとして搭載されており、恐らくターボ仕様(V6ツインターボ?)だと思われます。

リヤのスタイリングやデザインにおいては、フェラーリのクラシックモデル(GT系?)に近しいものに。
ちなみに、7年前のリヤデザインは、以下のようなリヤテールランプとなっていますが、それ以外のリヤバンパーや2本出しマフラは特に変更されていないように感じられます。

Reference:CARSCOOPS

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フェラーリがグループBカテゴリのホモロゲーションを取得するために世界限定272台のみ生産したとされる「288GTO」ですが、この個体は今現在でも約3億円を超える価格にて取引される非常に価値のある個体として有名ですね。
そんな価値の高い「288GTO」を、南アフリカのデザイナーであるMatthew Parsons氏が「288GTOを現代風にアレンジしたら?」というレンダリング画像を公開しました。

今回公開している現代風「288GTO」ですが、ベースモデルのスタイリングやデザインを崩さずに、現行の滑らかなフェラーリのスタイリングも融合。
その結果、レトロでありながらもモダンでもある、アグレッシブで洗練された高級感のある一台に仕上がっています(どことなくランボルギーニ要素も含まれている)。

フロントから確認していくと、フロントのヘッドライトは、一昔前の折り畳み式(リトラクティブ)ではなく、フラットフードと並び非常に細い(FXX KやフィスカーのEモーションに近い)ヘッドライトとなっています。
側面については、「288GTO」から得たインスピレーションをそのままに、角ばったルーフやダクトは特に変更を加えていないように感じますね。

後部は「288GTO」と「812スーパーファスト」(角張と丸み)を掛け合わせたようなデザインとなっており、特にリヤテールランプが二眼となっているのは、「812」譲りと言っても良さそう。
リヤディフューザーはカーボンファイバを使用し、ディテール部はボディカラーと同色にしているところは現代的ともいえますし、ホイールは「488シリーズ」のデザインによりエッジを利かせたものを履かせています。
なお、このレンダリング画像をもとに今後リメイク版?のようなものが販売される可能性は低いにしても、仮に販売されるとしたら結構な話題性を呼ぶことは間違いなさそうですね。