ニュル最速セダンを目指す。スバル「WRX STI “タイプRA NBR”」がグッドウッドパブリックにてデビュー
スバルの新型モデルとなる「WRX STI “タイプRA NBR”」が、6月29日(木)にグッドウッドパブリックにてデビューすることが判明。
この「WRX STI “タイプRA NBR”」は、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにおいて、アルファロメオ「ジュリア・クアドリフォリオ」の持つ、7分32秒を更新することを目標に製造されたキラーモデルで、もちろん、それだけでなく4ドアセダン最速となる個体となるために、様々な軽量化や足回りの強化が施されているとのこと。
ちなみに、「タイプRA」の”RA”とは”Record Attempt(記録の試行)”を指しており、1989年にスバル「レガシー」がFIA World Speed Encurance Recordを破ったことにより、スバル自身の記録に挑戦していくことを意味しているとのこと。
なお、「WRX STI “タイプRA NBR”」は、グッドウッドパブリックでのデビューに向け、スタント・ドライバであるマーク・ヒギンズ氏が、タイム・アタック・オープン・クラスに参戦する模様。
(マーク・ヒビンズ氏は、サンモリッツのオリンピック・ボブスレー・ラウンドにて、「WRX STI」を運転したドライバであり、更には2016年にマン島TTにてラップ記録を更新した有名人でもありますね)
なお、今回の新型モデルでは、通常の「WRX STI」に比べて、カーボンファイバ製ルーフパネルやカーボンファイバ製リヤウィング、超軽量19インチBBSホイールが設定に。
また、パワートレインにおいては、排気量2.5L 水平対向4気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力310psを発揮するとのこと。
Reference:CARSCOOPS
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スバルの突発企画として、マン島TTコースの記録保持者であるマーク・ヒギンズ選手が「WRX STI」にてボブスレーコースを走破するもはや何でもアリの記録に挑戦。
車がボブスレーコースを走破するというのは、これまでの企画では無かったため参考記録などはありませんが、この「WRX STI」は、サスペンションをガッチガチに固く調整し、専用のスタッドレスタイヤを装着した、いわゆるボブスレー専用チューニングモデル。
走行コースの車幅はもはや車体とフラットなレベルであるため、まるでレールの上を走行しているかのうような走行になっていますが、雪の壁にバシバシぶつかりながらも時速133km/hにて激走。
何とも炎上しそうな企画ではありますが、実際に生で見たらかなり興奮しそうですね。