【悲報】テスラ「モデルS」の大破事故。ドライバは死亡していた模様

2020-05-26

先日、アメリカにてテスラの電気自動車「モデルS P70D」が大破した記事を記載しましたが、ドライバは今回の事故により死亡したことが確認されました。
更には、「モデルS P70D」のドライビング・ログに残された情報を確認していくと驚きの事実が何点かあったとのこと。


今回の事故では、テスラ「モデルS」と大型トレーラーが衝突するという内容だったわけですが、詳細な情報としては、大型トレーラーが「モデルS」の前方を横切るような形で事故が発生したとのこと。
「モデルS」は、自動運転モードであったとのことですが、この日は非常に日差しが強く、ドライバと自動運転機能が白い光(強烈な逆光)により、大型トレーラーを認識することができず、そのまま約120km/hという速度にて衝突してしまった模様。

また、今回の自動運転走行時は、以前の記事でもお伝えしていますが、クルーズコントロール設定と(追加して)走行レーン維持システムが作動していた一方、ドライバは居眠り運転をしていたとのこと。
更に驚くべき事実として、アメリカの国家交通安全委員会(NTSB)の上方では、「モデルS」が約37分間の自律走行中、ドライバがハンドルを握ったのは、たったの25秒であったとのことです。

関連記事:テスラ「モデルS」が大破。ドライバはノーハンドル&クルコン設定&居眠りの3拍子

アメリカにて、テスラの電気自動車「モデルS 70D」がセミトレーラーとクラッシュし、一部原型を失う程の大事故に。

この事故について、国家交通安全委員会(NTSB)の報告書によると、「モデルS 70D」のドライビング・ログ(約510MB分)からの解析を行った結果、ドライバであるジョシュア・ブラウン氏は、セミトレーラーと衝突する直前に時速約100km/hの速度制限となっている道路(恐らく高速道路)に対し、時速約120km/hにて左折を行っていたことがログから判明しました。

一体なぜ、高速走行中に左折をしてしまったのかは不明ですが、更なる解析によると、ドライバは、時速約120km/hにてクルーズコントロール設定をしており、おまけにテスラの自律走行モードによって、ハンドルを握っていなかった+居眠りをしていた恐れが高いとのこと。

つまりは、時速120km/hで高速走行中に、クルーズコントロール+自律走行モードにて、ハンドルを握らず運転していたところ、ドライバは睡眠状態に入ってしまい、「モデルS」の自律運転に100%頼り切った運転をしていたことが原因ではないかと推測。

そのため、自律走行にて目の前に走行していた車を避けようと左折方向に避けようとするも、タイミングが遅すぎたのか「モデルS」はそのまま左側車線を走行していたトラック(「モデルS」は右側車線を走行していた)に衝突してしまった可能性がありますね。

なお、この事故によりドライバは意識不明の重体、セミトレーラーのドライバは無傷だったものの、ここまで事故の原因となる「ノーハンドル」、「速度超過」、「居眠り」が3拍子揃った事故というのも、中々に珍しいのではないかと思いますね。