究極のポルシェ。スティーブ・マックイーン氏の「917K」に出品することを発表【動画有】

2020-05-26

ポルシェの究極モデルであり、1970年代に登場した「917K」がオークションに再出品されることが判明しました。
この個体は、プロレーサーであり俳優でもあるスティーブ・マックイーン氏が主演の映画「栄光のル・マン」にも登場しており、一世を風靡した有名なレースカー。


この個体は、1970年のル・マンテストにてポルシェが初めて抜擢され、ブライアン・レッドマンとの最速タイムにも挑戦。後にル・マンでの勝利の道を切り開きました。

ちなみに、この個体が生産後にいくつかのテスト走行が終了後、ジョー・シフェルト氏に売却されましたが、1971年の映画での使用後、そのあまりの完成度の高さに本物のレースイベントのカメラ車両としても活躍。

現在は、パリのスーパーカーコレクターによって所有されていますが、実は過去に一度オークションにも出品されていましたが、ブルー&オレンジのガルフカラーやあまりの価格(約10億円)の高さに落札者が現れなかったという事態に。

今回も、満を持してオークションに再出品されることとなり、現在の予想落札価格は10億~20億円と非常に広いレンジとなっていますが、少なくとも、今後この個体の価値が下がるという恐れはまず考えにくく、イニシャルコストはとんでもなく高いものの、世界限定25台のみ生産された世界最高のレーシングカーでもあるため、数年後のオークションでは約20億円にて落札されてもおくないような価値はありそうですね。

Reference:CARSCOOPS