ちょっと独り言。友人がオーダーしたランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」のオプションについて考える

2020-05-26

何だかんだで、あとは3月~4月までただひたすらに納車を待つ友人のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」。
世間では”市販車最速マシン”とは言われているものの、実はこちらの個体、2019年を持って生産が終了するのだとか。あくまでもディーラ情報ではありますが、もし2019年で本当に生産終了するのであれば、生産台数に限りは無いものの、生産性とユーザからのオーダ数を鑑みて製造されたフェラーリ「F40」のような立ち位置に近くなるため、非常にプレミア度は高いのかもしれません。


そんなプレミア度の高い友人の「ウラカン・ペルフォルマンテ」に設定されたオプションを改めて確認していきましょう。

【ウラカン・ペルフォルマンテのオプション概要】
 ・ボディカラー:Verde Mantis(ヴェルデ・マンティス)
 ・インテリアコンセプト:Sportivo unicolor with Alcantara
 ・内装カラー:Nero Ade[Black]
 ・ステッチカラー:Verde Fauns[Green]
 ・シートコンセプト:Inverted stitching for “Sportivo” bicolor interiors
 ・シートカラー:standard
 ・CPカラー:Nero Ade[Black]
 ・ホイール:Rims Loge forged 20″ with black central locking
 ・ブレーキキャリパカバー:CCB with Black painted brake calipers
 ・電子システム1:Lifting system and magneto-rheological suspension
 ・電子システム2:Lamborghini Dynamic Steering(LDS)
 ・その他:Branding package、タイヤストライプ・グレーペイント、バッテリーメンテナンスキット、ETCセットアップ

「ウラカン・ペルフォルマンテ」のオプションは、ベースモデルの「ウラカン」よりもオプション数が非常に少なく、その上オプションの金額も非常に高額となっています。
具体的な金額は、こちらの購入記では記載できないものの、友人が設定したオプションはまさしくセンス・オブ・マス。
実際にコンフィギュレータも確認させていただきましたが、スパルタン且つアグレッシブで、まさしくペルフォルマンテ(パフォーマンス)を優先させた1台になるのではないかと思います。

ちなみに先日の記事でも公開した通り、ロンドンにて”ヴェルデ・マンティス”の「ウラカン・ペルフォルマンテ」が目撃されていましたが、まさしくこのカラーとホイールデザインの個体が納車されるわけですね。
ただし、ブレーキキャリパカバーはブラックになるため、更にレーシングな印象が強くなります(上の画像はあくまでも都会的な要素が組込まれている)。

関連記事:これは一体?ロンドンにて、グリーンのランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」が目撃に【動画有】

インテリアについては、やはりレーシング仕様かつ走りを楽しむことをテーマに掲げた個体でもあるため、フルアルカンターラ&スポーツバケットシート、そしてシートカラーは純粋なブラックを選択しています。
以下の画像は、あくまでアンオフィシャルのコンフィギュレータとなりますが、これに近いデザインとなります。

インテリアにはちょっとした遊び心を加えるため、グリーンステッチ以外にも特別な刺繍等を加えたりしがちですが、やはり走りを楽しむともなると、既にベースのデザインが出来上がっているランボルギーニともなれば、+αというのは必要ないのかもしれません。
男らしさと刺々しさがあれば、あとは走ってナンボなわけです。
「ご飯におかずは要らない」←男前すぎる仕様ですね。

先進的な機能として電子制御を加えたオプションとなる「リフティングシステム&マグネト・レオロジック・サスペンション」や「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」についても考えていきましょう。

「リフティングシステム」は、段差や傾斜に対して擦らず乗り越えるといった実用面を考慮すると必須になる機能であり、”割り切って”付けるオプションなのかもしれません。サーキット場のみで走行させるということであれば、全く不要と言っても良いとは思いますが、公道をメインで走るともなると、常にフラットな道など無く、ましてや高低差の大きい関西地区ともなると、付けずにはいられない機能ですね。

「マグネト・レオロジック・サスペンション」は、これは明らかに個人の好みの問題ではあるものの、走行モードに応じて乗り心地が変化する機能であるとのことですが、実際のところは高速走行域(恐らく200km/h以上とか?)に差し掛からない場合を除いては効果を確認しづらいオプションではあると思います。
しかし、フラッグシップモデルの「アヴェンタドール」や限定モデル「ヴェネーノ」「チェンテナリオ」には設定されていない、「ウラカン」だけのスペシャリティオプションでもあるので、機能性というよりも”特別な”オプションとして設定して損は無いと思います。

「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LSD)」については、過去の記事でも公開した内容と重複するものの、こちらはいわゆる「可変ステアリング」というもので、走行モードやスピードに応じてステアリング・ギヤ比を変更するもの。
しかし、そこまで過剰なスピードを出さない人にとっては、こちらのオプションは却下しても良いと思いますし、何よりもレーシング特有の精緻なハンドリング感覚を味わえるのもノーマル本来の楽しさだと思います。
っとは言っても、ランボルギーニが胸を張って推奨するオプションでもあり、LSDがオンオフ制御可能であれば、付けていて絶対に損はしないものだとは思います。

正直、オプションというものは、ある程度目星を付けておかないとキリが付けられないアラカルトのようなもの。今回のように一つ一つが非常に高価なオプションともなると、”予算”という問題も大きく関係してきますし、その一方で”自分好み”というファクタも存在すると、オプション選びというのは、ある意味生き地獄を味わうかのような時間でもあります。
しかし、こういったオプション選びにおいても、「楽しみながら悩む」という友人の考えを聞くと、本当に車好きであり、ドMなんだなぁと考えさせられるわけですね(もちろん良い意味で)。

さすがに今回の「ウラカン・ペルフォルマンテ」の仕様決めは、これまでフェラーリ7台、ランボルギーニ3台、ポルシェ4台乗って来たゆえのチョイスであり、友人本来のアイデンティティを前面に押し出された結果なのではないかと思いますね。

なお、余談ではありますが、友人は昨年、以下のランボルギーニ「アヴェンタドールSV・クーペ」を所有していましたが、こちらの”ブルー・ルマン”というソリッド系も非常に美しかったです。
次はパール系のライトグリーンにて、過激に登場される日が待ち遠しいです。

友人のランボルギーニ「ウラカン・ペルフォルマンテ」の購入記はコチラにてまとめております。