伝説のフェラーリ「250GT・カブリオレ」がオークションに登場。予想落札価格は驚異の7.2億円

2020-05-27

アメリカ・ペブルビーチのコンコース・ド・エレガンスというオークションハウスにて、今年最高のイタリアン・クラシックカーオークションが開催。
今回のオークションでは、複数台のプレミア価値の高すぎるクラシックカーが出品されるとのこと。

その中でも目玉商品となっているのが、上の1959年式となるフェラーリ「250GTカブリオレ」。シャシーは1475GTとなっており、オープン・ヘッドランプを搭載した世界限定4台のみ製造された内の幻の1台となっています。
ボディカラーは非常に深いブルーカラーで、予想落札価格は約7.2億円とのことです。


その他には、1954年式のフェラーリ「モンディアル」で、4気筒エンジン付の超プレミアモデル。ほとんど情報が無く、1950年代に「モンディアル」が存在していたということも驚き(恐らくほとんどが知っている「モンディアル」は、1980年代のモデル)。
ボディカラーは鮮やかなレッドで、予想落札価格は約4億円となっています。

こちらは、1951年式のフェラーリ「212インテル」。
ピニンファリーナ初のモデルで、「195」のハイパフォーマンス版。
排気量2.6LでありながらV型12気筒SOHCエンジンを搭載。ちなみに、予想落札価格は約2億円となっています。

こちらは、1965年式のフェラーリ「275GTB」。
フェラーリのエンジンで初めて電動ファンが採用されたモデルで、それまでは特殊なカップリングを用いた冷却ファンが採用されていました。
予想落札価格は約3.9億円となっています。

ちなみに、こちらはフェラーリではなく、1956年式のマセラティ「A6G/54」。
グランドツアラーを前身としたモデルで「A6GCS」と「A6GCM」のレーシングエンジンから得られた新しいダブルオーバーヘッドカムシャフトによって駆動。
生産台数は僅か60台のみ。
予想落札価格は5.4億円となっています。

こちらは、1953年式のフィアット「8v ベルリネッタ・エラボラータ」。
フェラーリで言うところのスペチアーレモデルになりますが、風洞試験ではあまり良い結果が得られなかった、ある意味”黒歴史”モデル。
予想落札価格は1.9億円となっています。

Reference:CARSCOOPS