メルセデスベンツのディーゼルモデルを対象に300万台がリコール。但し、日本は対象外に

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、メルセデスベンツ・ジャパンは、ダイムラーが発表したメルセデスベンツのディーゼルモデル300万台を対象としたサービスキャンペーンという名のリコールを発令に加えて、新規ディーゼルエンジンを市場投入する旨を発表。

今回のリコールの主な内容としては、ディーゼルモデルの排ガス問題で、ある一定の排ガス規定を満たしていないことが原因であるとのこと。
これについてダイムラーは具体的な内容を示しておらず、基本的にはハードウェアとソフトウェアの両方を改良していくとのことです。


ただ、非常に残念なことに、今回のリコール措置はヨーロッパのみで実施するとのことで、現時点では日本を含めた他のマーケットでは実施しないとのこと。
正直、これについては納得いかない部分もありますが、日本に導入されているディーゼルモデルは、欧州仕様とソフト、ハードまたはその両方が異なり、欧州と日本で規制に若干の差異があるとのことからリコールの対象外となっています。

なお、今回のリコールの対象モデルは、2011年以降に欧州にて販売されたメルセデスベンツのディーゼル車両全てとなっています。

ダイムラーは現在、排ガス不正疑惑でドイツ・シュツットガルト検察当局から捜査を受けているとのことで、「捜査内容についてのコメントは控えているものの、ディーゼルエンジンへの信頼強化のために、今回の措置の実施を決定した」とコメントしています。