ロンドンにて、早くもフェラーリ「812スーパーファスト」が目撃に。恐らく展示車両と思われ

2020-05-27

イギリス・ロンドンにて、フェラーリ最後のV型12気筒自然吸気モデルとなる「812スーパーファスト」が目撃に。
「812スーパーファスト」は、「F12ベルリネッタ」の改良モデルと言われており、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力800psを発揮するというハイパワーマシン。

ボディカラーは、フェラーリの70周年を記念する新カラー「ロッソ・セッタンタンニ」。
何とも、噛みやすいカラーネームですが、恐らくロッソ・コルサ以上に人気度が高くなると予想され、カラーオプションとしても、もしかすると200万円以上になるのかもしれません。


ちなみに、今回目撃されている個体は、各種モーターショーや展示会等で先行展示されているサンプ車両とのことで、フロントのナンバープレートが車内に配置され、ちょっと印象はよろしくない感じ。

車体デザインは非常に申し分なく、全体的に引き締まりある一方で、複雑なフレームラインを見せないシンプルな作りがセクシーさを増大させ、更には一筆書きで描けるような美しいラインが印象的ですね。

その一方でリヤデザインは中々に武骨で男前。
特に両サイドツイン出しのマフラデザインは、ストレートに連なる配置ではなく、若干斜めに反らせることで、攻撃性が全面的に出ていますね。

特に、以下の角度での撮影は、何ともツボに入るものがあり、まるでミッドシップモデルにも見えるスタイリングで、「812スーパーファスト」を様々な角度で見ていくと、隠れた魅力がたくさん詰まっているようにも感じられ、「是非一度実車を見てみたい!」と思う程。

Reference:AUTOGESPOT

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AUTOCARより、フェラーリの最新12気筒自然吸気モデルとなる「812スーパーファスト」のレビュー動画が遂に解禁に。

「812スーパーファスト」は、前モデル「F12ベルリネッタ」の後継モデル(改良モデル?)となっており、以下の通りスペック面でも大きな向上が見られています。

・排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジン搭載
・新規でのシャシー技術を採用
・最高出力800psで、最大トルク705Nmを発揮
・エンジンはもちろんフロントマウント
・恐らく”V型12気筒自然吸気エンジン”としては最後のモデル
・7速デュアルクラッチギヤボックスに対応
・0-100km/hはわずか2.9秒、0-200km/hは7.9秒にて到達
・最高速度は340km/h
・電動パワーステアリングが追加(スライドスリップコントロールテクノロジーにて動作)
・後輪駆動モデル

その一方で、この個体は、最後のV型12気筒自然吸気モデルということもあり、全世界からのオーダーも殺到していて、日本国内においても、3年分以上の割当てオーダー数が完売し、納期もかなり長めの2~3年半という事態に。

そんな期待度MAXの「812スーパーファスト」のレビュー動画がようやく公開されたわけですが、本動画では、自動車ジャーナリストは終始絶賛。

エンジンレスポンスは非常に良く、V型12気筒自然吸気特有の甲高いスキール音、ウェットな路面においても、電動パワーステアリングが追加されたことにより、安全性だけでなくより高度なドライビングテクニックを磨くことができる、最高のGTスポーツであるとコメントしています。

しかし、その一方では、気になる点もいくつかあるとのことで、車内の防音性については「F12ベルリネッタ」の方が高く、”スーパーカーを操作している”という走りの楽しさや牙を抜けるようなV12特有の荒々しさにおいては、ランボルギーニ「アヴェンタドール」が上であるとのこと。

ただ、トータルバランスや走りの質、軽快さ、デザイン性といった面においては、フェラーリがこれまで培ってきた技術をしっかりと踏襲しており、かつ先進的な機能を交えた現代的なスーパーGTカーであるともコメントしています。