世界限定30台。ランボルギーニ「ディアブロGTR」がオークションにて登場、予想落札価格は約9,400万円

2020-05-26

ランボルギーニの中でも、10年以上に渡って非常にバリエーション豊富なモデル(初代、VT、SE30、VTロードスター、SE30イオタ、SV、SVR、SVロードスター、イオタ、GT、GTR、GTR-S、6.0、6.0SE、GT-1、JGT-1)が製作されてきた「ディアブロ」。
その中でも価値の高い、世界限定30台のみ生産された「ディアブロGTR」(19台目/30台中)がRMオークションにて登場するとのこと。


「ディアブロGTR」は、今日の「ウラカン・スーパートロフェオ」の先駆けにもなったモデルで、「ディアブロSVR」のレトロフィット、更には「ディアブロGT」をベースに、どのグレードよりも速く、より強力なハードコアモデルとして誕生。

気になるパワートレインは、排気量6.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力590ps、最大トルク640Nmを発揮。
車体重量は、これまで登場した「ディアブロシリーズ」全16グレードの中でも4番目に軽い1,385kg(ちなみに最も軽いグレードはGT-1とJGT-1の1,050kg)。

トランスミッションは5速MTで、フラッシーパドルは付いておらず、カーボンファイバボディ、プラスチックを使用したプレキシガラスウィンドウ、そしてボディに直接ボルトで固定された大型のカーボンファイバ製リヤウィングが装着。

足回りは非常にシンプルな5本スポークのトラック用ホイール(ワンロックナット式)にブラックペイント処理。
ブレンボ製カーボンブレーキを装着していますね。

内装は非常にシンプルなブラックに、アルカンターラを用いたシートやダッシュボード周り、そしてセンターコンソール付近はカーボンがふんだんに使用されています。

もちろん、レーシング仕様となるので、パッセンジャーズシートは無し。

この個体は、2000年式で走行距離は不明ながらも、定期的なメンテナンスは実施されており、コンディションは抜群の代物、とのこと。
なお、近日開催されるモントレー・RMオークションにて出品されるこちらの個体の予想落札価格は7,000万円~9,400万円と言われており、昨年モナコでのRMオークションにて販売された1995年式の「ディアブロSE30イオタ」よりも高額になる可能性が高いとのことです。

ちなみに、「ディアブロGTR」は世界限定30台で販売されていましたが、日本で31台目の個体が新車で販売された記録も残っており、この個体においては相当なプレミアが付いている模様(もしかしたら1億円超える可能性有)。

Reference:CARSCOOPS