【悲報】メキシコにて、イエローカラーのフェラーリ「488GTB」が盗難に→ブラックに全塗装されて発見

2020-05-26

メキシコにて、イエローカラーのフェラーリ「488GTB」が盗難被害に遭った模様。
この個体を所有していたオーナーは、近くのショッピングセンターのトイレに立ち寄ろうと、ほんの少しだけエンジンをかけたまま「488GTB」を駐車させていたとのこと。
しかし、トイレを終わらせて元の位置に戻ると、「488GTB」が消えていたと言います。


パニックになったオーナーは、すぐさま警察に連絡するも、その日に車は見つからず。
オーナーは、車のナンバー情報と車種、イエローのボディカラー、ブラックベース&イエローステッチのシートであることを警察に伝達し、目撃情報を待っていました。

数週間が経過し、警察から連絡を受け、全く同じナンバーの「488GTB」が放置されいるのを発見したと報告を受けますが、ボディカラーはまさかの”ブラック”であったとのこと。
いまいち状況を掴めていないオーナーは、すぐさま発見された現場へと駆けつけると、そこには汚れに汚れたブラックカラーの「488GTB」が。
車体には、ナンバープレートが付いていないものの、車内にあった自動車保証書等の説明書にナンバー情報とオーナーの個人情報が記載されたものが発見されたとのことで、すぐさま確認はとれたものの、ボディカラーは一致せず(ただし内装はブラックにイエローステッチであった)。

調べによると、近くのペイントショップにて、イエローカラーの「488GTB」を”ブラックに塗装してほしい”というお客さんが来たということがわかり、それが盗難被害のあったオーナーの車で有ったことも発覚。
恐らく、”イエローカラー”という目撃情報と異なるカラーにすることで、調査対象から逃れるために行った行為なのか、それとも単純に犯人はイエローが気に入らず、ブラックにしたかったのかは不明ですが、かなりの巧妙な手口とも言えますね。

今回発見された個体は、汚れは相当に酷いものの車体の損傷はなく、エンジンも問題無し、車内が荒らされた形跡もありませんでしたが
オーナーの好みで有ったカラーを失い、相当にショックであったとのこと。
ちなみに、犯人は未だに見つかっていない模様。

「488GTB」の盗難被害は、海外でも意外と多いと聞きますが、まさか盗難後にボディカラーを変えてまで目撃情報を錯乱させるために行ったと考えると相当に恐ろしいことではあります。

Reference:Zero 2 Turbo