何かと噂の絶えないフェラーリのSUV。どうやら本当に登場する可能性が高い模様

2020-05-26

以前、フェラーリはこれまで「SUV・クロスオーバーモデルのフェラーリを作ることは有り得ない」とコメントしたものの、2021年にはクロスオーバーモデルが登場する可能性があり、既にコードネームも「F16X」として登録されている、という記事を紹介しましたが、改めてフェラーリCEOであるセルジオ・マルキオンネ氏が「恐らく、フェラーリのSUVスタイルは登場するだろう」とコメント。

最近では、ベントレー「ベンテイガ」やジャガー「F-PACE」、マセラティ「レヴァンテ」といったハイエンドクロスオーバーモデルが注目され、それに追従するかの如くアルファロメオも初のSUVモデル「ステルヴィオ」の販売を計画中。
もちろん、それ以外にもランボルギーニ「ウルス」やアストンマーティン「DBX」、ロールスロイス「カリナン」と、名だたるモデルたちがSUV市場への投入に向けてしのぎを削っている状態に。


これだけ熱いSUV市場に対して、フェラーリはこれまで断固として「SUVは投入しない」と強気な発言をしてきましたが、やはり時代の流れを鑑みて(又はユーザからの熱い支持を受けてか)本格的にSUVモデルを検討し、具現化に向けて計画が進められている模様。
ブルームバーグは、2022年までの5カ年計画の中において、フェラーリのSUVモデルがオフィシャルで確認することができるだろうと公表。もし、この開発が承認されれば、フェラーリの生産・販売台数、売り上げに大きく貢献する個体になることは間違いないと思われますね。

なお、これについてロイター通信は、セルジオ・マルキオンネCEOがイメージする”フェラーリのSUV”とは、「オフロードに適した車高の高いモデルを指しているのではなく、あくまでもスポーツモデル且つオフロードでは走行できないものを作っていく」と表現しており、更にはSUV=4ドアモデルという認識を持っておらず、リヤドアにおいては、ドアの取っ手が見えないこと、ドア形状のように見えなければ「2ドアモデルと変わらない」という何とも屁理屈な説明も加えており、基本的には「GTC4ルッソ」をベースにしたモデルを新たに開発していくことを示唆。

一体「GTC4ルッソ」からどのようなデザインに変化していくか、非常に気になるところではありますが、フェラーリブランド初のSUVが登場することは、紛れもないスーパーカー市場を大きく震撼させるイベントでもあるため、今後のフェラーリのアクションを楽しみしていきたいところ。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①:波紋を呼ぶ噂のフェラーリ「F16X」。SUV?4ドアモデル?それとも・・・

以前、フェラーリはこれまで「SUV・クロスオーバーモデルのフェラーリを作ることは有り得ない」とコメントしたものの、2021年にはクロスオーバーモデルが登場する可能性があり、既にコードネームも「F16X」として登録されている、という記事を紹介しましたが、AUTOCARはこれについて新たな情報を展開。

AUTOCARによると、これまで噂されてきたクロスオーバーモデルの「F16X」は、ランボルギーニ「ウルス」やアストンマーティン「DBX」、ベントレー「ベンテイガ」、ロールスロイス「カリナン」といった強豪ひしめくモデルが多数存在する中で、後発タイプ(トヨタ「CH-R」のような立ち位置)として発表されるのではないかと噂されてきましたが、実際には「F16X」はクロスオーバーモデルにはならないと主張。

一方、これについてフェラーリのセールス部門の主任であるEnrico Galliera氏は、「SUVは確かに速く走ることは可能だが、スポーツカーという部類には入らない。ましてや、4ドアモデルも同様で速く走ることはできてもスポーツカーとは呼べないし、我々はSUVや4ドアモデルを生産するつもりはない」とコメントしており、AUTOCARが情報展開している内容とフェラーリが言及する内容に早くもズレが生じ、実際のところ「F16X」がどういった立ち位置にあるのか不透明な状態に。

依然として、フェラーリのSUVモデルないしは4ドアモデルに関する情報は、特に進展は無いものの、フェラーリ「F16X」が2ドアモデルとして登場する可能性があるのかどうかすらも不明ですが、そうなってくると、こちらも併せて噂となっていた四輪駆動に加えてV型8気筒エンジン+ハイブリッドパワートレインが搭載されるかも?という情報の信憑性も更に怪しくなってきましたね。

関連記事②:これマジ?フェラーリが2021年にクロスオーバー&ハイブリッドモデルを販売するとの噂

フェラーリCEOであるセルジオ・マルキオンネ氏は、これまで何度も「SUV・クロスオーバーモデルのフェラーリを作ることは有り得ない」とコメントしてきましたが、カーマガジンの内容によると、そのコメントは大きく覆り、2021年にはクロスオーバーモデルが登場可能性があり、既にコードネームも「F16X」として登録されているとのこと。

一体どのような心境の変化なのか、それとも噂程度なのかは不明ではあるものの、近年ではアストンマーティン「DBX」やランボルギーニ「ウルス」といったスーパーカーメーカからのクロスオーバーモデルが今後登場するため、恐らくそれらが競合となるモデルを開発してくるに違いないとは思われます。
上に公開された予想レンダリングでは、”ハイライディング・クーペ”にも似ています。レンダリング画像を確認してみると、恐らく後部ドアのBピラーは存在しないものと思われます。

ちなみに、2020年に発売すると噂されている「GTC4ルッソ」の後継モデルも現在開発中とカーマガジンでは報告しており、クロスオーバーは更にその1年後に登場となる可能性が高く、プラットフォームは軽量アルミニウムが採用されるとも記載されており、かなり具体性があることから、もしかすると本当に販売される可能性がありそうですね。

ただ、エンジンスペックについては一部はっきりしていないものの、V型8気筒エンジン+モータのハイブリッドパワートレインが搭載されることが示されています。
駆動方式は四輪駆動(AWD)、システム出力は「GTC4ルッソ」の後継機から持ち越される可能性もあるとのこと。

なお、予想価格についても触れられており、恐らく最低でも4,100万円以上になるといわれています。