フェラーリ「365GTB/4デイトナ」のレーシングモデルがモントレーオークションにて出品予定。予想落札価格は約2億円

2020-05-27

来週より開催する、モントレーカー・ウィークのMecumオークションにて、フェラーリの1971年式「365GTB/4デイトナCompetizione」が出品予定となっています。
この個体の名称にもある”Competizione”とは通常モデルとは異なり、競技用(つまりはレーシング用)として登場した特別モデルで、ル・マンなどの耐久レースで素晴らしい成績(1972年ル・マン4時間レースでは5位を獲得)を残したフェラーリの伝説的な少量生産のレース用車両にしか付けられない名称となります。
そのため、量産モデルとしては1,300台製造されたものの、Competizioneモデルはたった15台しか存在しないことに。


今回登場予定のモデルは、シルバーのボディカラーに、アンダーにはレーシングショックやスプリング、スウェイバー、競技用の大型ブレーキを装備した専用サスペンションが装備。

マフラはサイド出しで、サイドウィンドウに至ってはレーシングモデル特有の一部スライド式(基本的にレーシングモデルはサイドウィンドウの開閉は不可能となっている)。
その他にも、フロント9インチ、リヤ11インチの異サイズホイールに、フレア・フェンダー、フロント・ダイブ・プレーン、Cピラー競技用燃料フィラー、ロールバー、リヤ・ブレーキ用冷却ダクト等も含まれています。

内装は非常にシンプルなブラックとブルーのバイカラーシートに、レザーとアルカンターラのバイマテリアルとなっていますね。

パワートレインは、シリンダブロック構造の排気量4.4L V型12気筒4カムエンジンを搭載し、最高出力460ps、最大トルク615Nmを発揮。

なお、予想落札価格は1.5億円~2.0億円であるとのことです。

Reference:CARSCOOPS