イタリアのATSがカーボンだらけのスーパーカー「GT」を販売へ。世界限定12台のみ

2020-05-26

Automobilio Turismo e Sport(ATS)は、1962年に設立したイタリアのスポーツカーメーカで、21世紀最強のノウハウを持つフェラーリF1のエンジニアチームの集合体でもあります。
そんな最強を謳うATSから、新型スーパーカー「GT」と呼ばれる製品を生み出すとのことで、8月31日よりイギリス・オックスフォードシャーにあるウッドストックのブレナム宮殿にてその個体が登場するとのこと。

ちなみに、この「GT」というモデルは、50年程前から開発計画が進められていたモデルで、当時の道路交通法においてその個体を走行することは不可能と言われ消滅したのですが、今回そのモデルの復活を遂げる記念すべき年であり、併せてそのスケッチ画像も公開に。


これまで、ATSの新型「GT」についてほとんど知られてきませんでしたが、パワートレインはV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、トランスミッションは7速デュアルクラッチATを搭載するとのこと。
ATSのブランドチーフエンジニアであるEmanuele Bomboi氏曰く、スタイリングにおいては、車体とインテリアに軽量コンポジットを採用し、シャシーにもカーボンファイバをふんだんに使用するが、全て手作業で組み立てていくため、生産台数は僅かに12台のみになるとのこと。

なお、「GT」は”挑戦、冒険、情熱”といったキーワードをコンセプトとしており、これまで登場してきたスーパーカーを凌駕する個体を登場させるとしていますが、相当に自信に満ち溢れていることが伺えますね。
2017年に登場しているスーパーカーだけでも、ランボルギーニ「チェンテナリオ」やフェラーリ「ラ・フェラーリ・アペルタ」、ケーニグセグ「レゲーラ」、パガーニ「ウアイラBC」、ブガッティ「シロン」等、そうそうたる個体が存在する中でも、これらを凌駕するともなると、とてつもないスペックを以てして登場するとなると、かなりの期待が持てそうですね。

Reference:CARSCOOPS