事故したパガーニ「ウアイラ・パール」がモナコにて登場。「ラ・フェラーリ」を圧倒する存在感

2020-05-27

モナコにて、昨年の事故から見事復活を果たしたパガーニのワンオフモデル「ウアイラ・パール」が「ラ・フェラーリ」達とカルガモ走行しているところを目撃に。

「ウアイラ・パール」は、イギリス・ディーラのRefined Marques社を通して特別なオーナーがオーダーした世界に一台だけのワンオフモデルであり、カーボンファイバ製のボディワークが透けて見えるというブラックとブルーのカラーが特徴的で、その存在感たるや後方にいる「ラ・フェラーリ」を圧倒する程に驚異的ですね。

このワンオフモデルのパガーニ「ウアイラ・パール」は、昨年の7月ごろにパリの中心街にてオーバースピードによりコントロールを失い、近くに駐車していたプジョー「308」とクラッシュ。
これにより、リヤを大破するという大事故が発生し、世界的ビッグニュースとなっていましたが、この「ウアイラ・パール」がパガーニ本社に送られ、約9か月後に無事に修復されました。


しかも、この帰還したモデルは「ゾンダS/ゾンダR」や「ウアイラBC」の設計要素を持っているという、いわば”いいとこ取り”の最強モデルとして復活。
最高出力は「ウアイラBC」と同様の739psを発揮し、アップグレードしたスポーツサスペンションや、次世代7速マニュアルトランスミッションを搭載。
価格は概ね3億円近くと考えられますが、そのまえに修理費用も含めると相当な金額が発生している思いますね。

通常の「ウアイラ」に比べて、デザインが変更されているフロントスポイラーやデュアルリヤウィング、ルーフには特徴的なシュノーケル型エアインテークが設けられていますね。

ちなみに、インテリアにはホワイトカラーのレザーシートが使われており、それ以外のところには銀やカーボンファイバが使用され、もちろんではありますが、プラスチックは使用していません。

Reference:AUTOGESPOT