金額がおかしい。超希少なマクラーレン「F1」がオークションにて約18億円にて落札

2020-05-26

アメリカにて、世界限定64台のみ製造された内の1台となるマクラーレン「F1」がオークションにて登場し、とんでもない金額で落札された件。
アメリカでは、マクラーレン「F1」はたった7台のみ割り振られており、その内の一台は既に大事故により大破。

実際にはたった6台しか存在しないとのことですが、今回オークションに登場した個体は、シャシーナンバーが044となっていますが、アメリカでは1台目として納車した超希少モデルで、シルバー系のボディカラーに、インテリアがブラックとグレーという当時ではかなり攻撃的なデザインでした。


今回登場している個体は、ワンオーナーによって約22年間管理され、徹底した温度管理や定期的なメンテナンスを実施していたため、コンディションは抜群であり、キズも全く無いレベル(もちろん、これまでの整備記録もすべて保管)。
走行距離は約15,500kmと、年式の割に低走行ですが、「F1」というジャンルの中ではかなりの走り込んでいる方。

ちなみに、今回出品されるに当たり、「F1」に標準装備されているオリジナルメンテナンスキットやディテールキット、ツールロール、メカニック専用手袋はもちろんのこと、取扱説明書、その他書類といった付属品も全て揃っています。

リヤエンジンフードを開けると、フードの内側には金箔(22金)が貼られていますね。
これは遮熱を目的に貼られており、レーシングモデルなどでも使用しているケースは多いとのこと。
それ以外にも、エギゾーストパイプやマフラーは超高級なインコネル製を使用し、更には車載工具やウィンドウウォシャー液タンクのフタまでもチタン合金の削出しという、高価な素材がふんだんに使用されています。

こちらの個体、昨日のオークションにて過去最高額の約18億円にて落札されたとのことで、過去最高落札を誇った「F1 LM」の16.8億円を更新。
もはやフェラーリのクラシックカーレベルの金額ともいえますが、それだけの金額支払うだけの価値が十分にある個体であることを証明したオークションでもありますね。

Reference:Zero 2 Turbo