遂に動き出す。アストンマーティンが2020年までにハイブリッドモデルやV6ターボ等のミドエンジンを導入予定

2020-05-27

イギリスのスーパーカーメーカ・アストンマーティンの最高経営責任者であるAndy Palmer氏が、近い将来のアストンマーティンの方向性についてコメント。
先日発表されたばかりのハイパーカー「ヴァルキリー」(日本にも1台納車予定)をきっかけに、ハイブリダイゼーションへの道を切り開くため、2019年には完全EVモデルとなる「ラピードE」が登場するといわれています。

これに加えて、アストンマーティンは今まで明らかとしなかったことがあり、それは完全EVモデル以外にも、ハイブリッドモデルも併せて開発していたとのことで、これは2020年代半ばを目途に全てのラインナップモデルをハイブリッド化、更には「ヴァルキリー」に続くV6ハイブリッド搭載のミッドエンジンスーパーカーを販売するとのこと。


なお、アストンマーティンは、これまで競合としてこなかった(競合にできなかった?)フェラーリ「488GTB」のV8ツインターボモデルを対象としており、これに付随するミドシップモデルを開発していくとのことですが、これまではラグジュアリー志向を謳ってきたメーカが、どこまでスポーティなヴィジュアル(または走行性能?)に仕上げてくるのか非常に楽しみであり、何よりも各社スーパーカーメーカの中でも圧倒的なコストパフォーマンスを誇るアストンマーティンがどこまで価格帯を落とし込んでいくのか気になるところですね。

その一方で、アストンマーティンがこれまで大事にしてきた大きな特徴がマニュアルのトランスミッション。
現在のフェラーリやランボルギーニ、マクラーレンが導入しない大きなポイントでもあり、少なくともミドシップモデルにはこのマニュアルトランスミッションが導入される可能性が高いとも言われています(もちろんATのデュアルクラッチも存在し、0-100km/hの加速性能も向上すると思われる)。

ちなみに、今後アストンマーティンがラインナップする流れとしては、2018年初めに生産が開始される予定の「ヴァンテージ」に続き、「DB11ヴォランテ」「ヴァンキッシュ」と続き、その先に「ラピードE」が登場すると思われますが、もしかするとEVモデル発売の前に、ハイブリッドモデルのコンセプトモデルや開発車両を確認できる機会があるかもしれませんね。

Reference:autoevolution