中国がEVモデルの販売を加速化。但し、デザインはやっぱりパクりが多い?

2020-05-26

現在、北米や欧州では電気自動車を主流にしていくために、少しモデルラインナップの拡大や新たな電気自動車販売の推進を行っている中、中国では電気自動車(EV)市場が急激に加速中。
9月の始め頃に、コンサルタント会社のAlixPartnersが、自動車電化係数(販売された電気自動車(EV)の数がガソリンエンジン等も含めた全乗用車の中でどれほどの割合になるのか)という、ちょっと嘘っぽい内容を発表し、その中で圧倒的に電気自動車の割合が多いのが中国であったとのこと。


具体的な販売台数等を算出したわけではないのですが、今年の第二四半期には、中国圏が約1,400万マイル分の電気量を販売し(車の台数に換算しないところはちょっと怪しいですが・・・)、欧州は約783万マイル、北米は615万マイル、日本/韓国あわせて129万マイルとのことで、中国が圧倒的な規模でEVモデルを販売していることがわかりますね。
ただ、中国は2013年の第一四半期の時点では約22万3,700マイル相当と、現在の日本/韓国の電気量よりもかなり低い結果となっていたわけで、たったこの4年間で1,000万マイルを超える成果を上げるというのはとんでもないことでもあり、それだけ中国のEV市場の加速化が激しく進んでいるのだと推測。

ちなみに、中国圏にて最も多く販売されているメーカはテスラで、それ以外にはルノーや日産、GM、BMW、現代自動車、現地中国企業のGYDオートやBAIC、浙江吉利ホールディンググループ等様々。
ただ、EVモデルの販売やラインナップが拡充していく一方で、各社自動車メーカから大きなクレームとなっているのが、「デザインのパクり」。

中国の場合ですが、過去これまで(電気自動車ではないですが)ポルシェ「マカン」「カイエン」やBMW「i3」、スマート「フォーツー」といったデザインを丸パクリした経緯があり、今回のEVモデルの販売激化に加えて注意しているのが”デザイン性”ということで、この点については、どの自動車メーカもかなりピリピリしている模様。
中国がどこまで危険意識を持っているかは不明ですが、恐らく今後のEVモデルの販売においても、有名な欧州自動車メーカを筆頭に続々とパクリモデルが誕生してくるのではないかと言われていますね。

Reference:CARSCOOPS