イタリアにて、フェラーリの新型「ポルトフィーノ」が登場。何とも珍しいマットシルバー

2020-05-27

フェラーリから突如として発表されたエントリーモデル「ポルトフィーノ」ですが、「カリフォルニアT」の後継モデルであり、更にはイタリアの街の名前(の由来となった)”ポルトフィーノ”のローカルイベントにて、その実車が登場しました。
このイベントでは、特別招待された1,200人のみが参加することができ、招待客以外の方々には全く知らされなかったシークレットイベントとのことです。


ちなみに、そのイベントの中にはランボルギーニCEOであるセルジオ・マルキオンネ氏やF1ドライバのジャンカルロ・フィジケラ氏、セバスチャン・ベッテル、実業家のジョン・エルカン氏等、名だたる著名人が参加しており、その全ての方々がフェラーリの上位モデルを所有するオーナーばかり(もちろん「ラ・フェラーリ・アペルタ」を所有するオーナーも多数)。

今回登場した個体のボディカラーは、何とも珍しいマットシルバー。
ここ最近ではあまり見かけないカラーですが、フェラーリのシルバーもとても美しいですね。
足回りについては、ダブル5スポークの20インチホイールと思われ、ブレーキキャリパカバーはイエロー、エキゾーストマフラは両サイドツイン出しとなっていますね。

リヤテールランプは一眼(「812スーパーファスト」は二眼)とシンプルなデザインですが、複雑なプレスラインの中にシンプルかつなめらかな流線形を描くスタイルは、何ともセクシー。

フロントフェイスは奥行きのあるヘッドライトに加えて、フロントエンジンモデルとなる「812スーパーファスト」や「GTC4ルッソ」の表情を足して2で割ったようなフロントエンドデザインですね。

この「ポルトフィーノ」のパワートレインは、排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力600ps、最大トルク760Nmを発揮。
0-100km/hの加速時間は3.5秒で、最高時速は320km/hとなっています。

フェラーリの情報によると、今回のV8エンジンは新たに再設計されたピストン&コンロッドを使用しているとのことで、これによりターボラグを排除し、クラストップのスロットルレスポンスを提供する一体型キャストエキゾーストヘッダーが搭載するとのこと。
これらの変更は、新たなエキゾーストシステムとギヤトルクを調整するVariable Boost Managementと組み合わせることにより、「ポルトフィーノ」の燃費をより良くすることができるのだとか。

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Reference:AUTOGESPOT