資金不足?アルファロメオ「Tipo961」が2021年に”遅れて”登場する?という噂が浮上

2020-05-26

以前の記事にて、アルファロメオが、過去1960年代に世界限定18台しか生産しなかった「Tipo33」の再来となる「Tipo66」をラインナップするかも?という記事を公開しましたが、今回Automotive Newsが新たな情報として”ミドルセダン”サイズの「Tipo961」を2021年に”遅れて”ラインナップする可能性があるとの情報が浮上。

もちろん、不確かな情報でもあるため、本当に2021年に販売するかは不明(むしろ可能性は限りなく低い)ですが、「Tipo961 Alfetta(アルフェッタ)」という仮名が付けられたこの個体は、アウディ「A6」やBMW「5シリーズ」、メルセデスベンツ「Eクラス」をターゲットとした強豪モデルになると推測。


元々アルファロメオは、2018年末までにFCAから約50億ユーロの投資(そのほとんどは、リヤ・ホイール・ドライブ・ジョルジオ・プラットフォーム等を製造する工場設立)を受ける予定でしたが、その金額があまりにも高額であったとのことから、一旦保留に。
もちろん、元々進められていた「(仮)Tipo961 アルフェッタ」は開発計画は遅れてしまい、アルファロメオを知る各種パーツメーカ等もアルファロメオのパフォーマンス性の低さに疑問を感じ、更にはFCAのCEOでもあるセルジオ・マルキオンネ氏も「どうしてこれだけの高い資金を提供する必要があるのか?」と疑問を抱くほどにアルファロメオの信頼性が低下。

なぜここまで信頼性が低下しているのかは不明なのですが、直近ではフェラーリエンジンを搭載した「ジュリア・クアドリフォリオ」が発売されるほどに、その期待値は相当に高いと感じていましたが、実際私達の目には見えない裏の事情があったとして、今回のような開発計画の恐れが生じているのだと推測。

いずれにしても、「Tipo961 アルフェッタ」の生産に必要なプラットフォーム専用の工場の設立が無ければ、2021年までの開発計画はもちろんのこと、製造すらも不可能な状態となっているため、今後のアルファロメオの動向はもちろん、フェラーリとの関係性もどのように変化していくのか非常に気になるところ。

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Reference:autoevolution