三菱「デリカ」がリコール。ソレノイドバルブの不具合によりNOxが大量排出の恐れ

2020-05-26

動車ニュース”Response”の記事より、三菱「デリカ」のディーゼルエンジン仕様がリコール。

リコールの内容としては、排気ガス再循環(EGR)クーラーバイパスバルブを制御するソレノイドバルブに不具合によるもので、ソレノイドバルブの使用環境に対する外装樹脂材の選定が不適切なために内部のコイル線との熱膨張差が大きく、コイル線に繰り返し過大な応力がかかることがあるとのこと。
そのため、そのまま継続して使用し続けるとコイル線が断線し、エンジン警告灯が点灯するとともにフェールセーフによりEGR制御が停止。最悪の場合、窒素酸化物(NOx)の排出量が増加するおそれがあります。


対象となるのは、2012年12月18日~2017年6月23日に製造された4万390台のモデルで、非常に大規模なリコールとなります。

なお、全車両、当該ソレノイドバルブを対策品と交換する、リコール作業を行うとのことですが、現時点ですでに44件の不具合が発生しているとのことです。