これってどうなの?ジェネシス「G70」をスポーツワゴン風にレンダリングしてみた

2020-05-26

以前、韓国・現代自動車の上位ブランドであるジェネシスが、ドイツ御三家であるメルセデスベンツ「Cクラス」やアウディ「A4」、BMW「3シリーズ」といったコンパクトスポーツセダンモデルを強豪として開発した「G70」を世界初公開しましたが、今回その「G70」を早くもスポーツワゴン風にレンダリングした画像が公開に。

今回もレンダリングを担当したのは、デジタルアーティストのX-TomiDesign氏。
実際に公開されているレンダリング画像を確認していくと、スポーツワゴンにしては少しボリュームがあるようにも見え、近年のスポーティ且つスタイリッシュなボディというよりも、少々箱型(例えばプロボックス)に近いような印象を受けるところ。


っというのも、ジェネシス「G70」は元々スポーツセダンしか販売を計画していなかった(アルファロメオ「ジュリア」も同様)との情報もあり、今回のような応用性を利かせ、ボディの引き締めやスタイリングに大きく影響するであろうプラットフォームの改良が不足していると考えられ、X-TomiDesign氏曰く、今回のようなスポーツワゴンの実現にはかなり難しいのではないか?とのこと。

ただ、その一方で当初はマツダデザインにも酷似していたフロントエンドも、ジェネシスのオリジナリティを発揮した影響もあってか、少々マツダデザインから遠のいたようにも感じていましたが、今回のレンダリング画像によって更にマツダ寄りになってしまったのはちょっと残念なところ。

もし、ドイツ御三家を相手とするならば、メルセデスベンツ「Cクラス・エステート」、アウディ「A4アヴァント」、BMW「3シリーズ・ツーリング」が濃厚と思われますが、この御三家はセダンからクーペ、スポーツワゴンと幅広いボディタイプへと汎用可能なプラットフォームとデザインを考慮して開発に取り組んでいるため、そういった点では、ジェネシスの技術力にはまだまだ伸び代があると考えられます。
ジェネシスが、次なる新たな一手として今後どのようにアクションを起こしてくるのか、非常に気になるところですね。

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Reference:CARSCOOPS