ランボルギーニが心強いコメント「できるだけ自然吸気エンジンは維持する。だが、PHEVにも目を向けなければならない」

2020-05-26

先日、アウディがプラグインハイブリッド(PHV)や電気自動車(EV)に焦点を当て、今後V10やW12気筒エンジンを淘汰させていく計画にあることが判明しましたが、その一方で同社傘下にあるランボルギーニは、違ったアプローチをとっており、将来的なことも見越して研究開発担当であるディレクターのMaurizio Reggiani氏が「我々ランボルギーニは、自然吸気エンジンをできるだけ長く維持し残していきたい」とコメントしており、今後のライナップから自然吸気モデルのみが排除される可能性を否定。


Maurizio Reggiani氏曰く、自然吸気エンジンは「ランボルギーニのDNAの一部のようなもので、ランボルギーニという乗り物はエキサイティングで歓喜に溢れた個体」であることを強く説明しており、近年の排ガス規制に関する危機意識は持ちながらも、その一方で本来のブランド価値を見失わず、我が道を突き進むランボルギーニの考えは賛同したいところ。

また、同氏はプラグインハイブリッドを搭載するスポーツカーは”あまりにも重すぎる”と述べており、走行性能を大きく損ない個人的に受け入れられないともコメントしていますが、12月に発表予定となっているSSUV「ウルス」はV8ツインターボ+プラグインハイブリッドシステムを提供する予定となっているため、今後はそれに向けても注力しなければならないことも考慮しているため、ある意味今回の「ウルス」は同社にとって大きなジレンマを抱えての発表になるのだと考えたりもします。

もちろん、ランボルギーニは最終的にはプラグインハイブリッドパワートレインを搭載したモデルを積極的に販売していくこととなりますが、すでにサプライヤーには高性能アプリケーション用の先進的な電動モータとバッテリーを開発するよう依頼中であり、これは明確ではありませんが、「アヴェンタドール」や「ウラカン」の代替モデルが導入されるまで、プラグインハイブリッドスポーツカーが登場する可能性は低いとのこと。

Reference:CARSCOOPS