世界で最も低走行距離を持つマクラーレン「F1」が中古車にて登場。価格も恐らく世界最高額に

2020-05-26

イギリスにて、世界限定64台のみ製造された内の1台となるマクラーレン「F1」がオークションにて登場。
この個体は、当初の走行テスト以外では全く走行されていない”世界で最も走行距離が少ない(239km)”個体であるとして、価格帯としては要応談ではありますが、最低でも数十億円になるであろう超希少な個体になると思われます。
ちなみに、このイエローカラーの「F1」は現在Tom Hartley Jnr氏が所持しているとのこと。


この個体は、1997年に納車されて以来、ワンオーナーによって管理され、一切エンジン等もかけられず常に最適な温度・湿度管理の中で保管されていた、新車になります。

驚くべきことに、内装についても至る所に梱包材によって保護され、まさに新車の状態ままで一切に埃なども入り込まないままとなっていたわけですが、恐らくここまで几帳面に管理されている「F1」は、この個体が初めてではないかと思いますね。

その他気になる点としては、「F1」に保管されている工具セットはまさかの金メッキ加工が施されていますね。この工具だけでも相当な価値がありそうです。
あとは荷物セットやファームツールチェスト、スペアキー等も含まれています。

リヤエンジンフードを開けると、フードの内側には金箔(22金)が貼られていますね。
これは遮熱を目的に貼られており、レーシングモデルなどでも使用しているケースは多いとのこと。
それ以外にも、エギゾーストパイプやマフラーは超高級なインコネル製を使用し、更には車載工具やウィンドウウォシャー液タンクのフタまでもチタン合金の削出しという、高価な素材がふんだんに使用されています。

過去に「F1」が出品されたオークションにおいて、約18億円にて落札した個体が登場しましたが、恐らく今回登場しているこちらの個体は、最低でも20億円には到達する可能性があり、今後もその価値は高くなっていくと思われますね。

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Reference:CARSCOOPS