マクラーレン「P15」の開発車両を捕捉。馬力も強力で駆動方式もやはり四輪駆動に?

2020-05-27

今朝、イギリスのスーパーカーメーカであるマクラーレンが、アルティメットモデル「P1」の後継モデルと思わしき「P15」のリヤマフラエンドのティーザ画像を公開しましたが、今度はドイツ・ニュルブルクリンクサーキットにて、改めてプロトタイプモデルをテスト走行しているところを捕捉。
車体形状を確認する限りでは、ハイパフォーマンスモデルの「675LT」をベースにした更なるハードコアモデルと思われ、カナードに面した大きなスプリッターやアグレッシブなフロント・フェイスを持っていることが確認できます。
フロントフードを確認してみると、アルティメットモデル「P1」のようなダクトが設けられ、更にはルーフスクープも設置していることから、相当なパワーを要する個体になると推測されます。


サイドを確認していくと、大口径のレーシング向けに近いホイールを装着し、フロントロアスプリッターは相当に突出していることが確認できますね。
なお、このプロトタイプのフロントガラスには”MV715-23″と書かれたステッカーが貼られていることから、何かしらの型式ではないかと思われますが、もしかすると「P1」後継モデルの内部的なコードネームの可能性もありますね。

超大型のリヤウィングとスポーティなリヤディフューザ―も特徴的で、リヤバンパーとセンターに取り付けられたデュアルエキゾーストシステムも確認することができます(但し、リヤエキゾーストについてはティーザー画像のデザインが正になると思われ、今回の開発車両はあくまでもダミーと考えられます)。

なお、予測されるパワートレインとしては、ハイブリッド技術を搭載した排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+ハイブリッド技術を搭載し、システム最高出力は900psを超える可能性があるとのことですが、以前の記事では「P1」の後継モデルはハイブリッド技術を流用しない100%内燃機関燃モデルになるとの情報もあるため、この辺りは逐一情報を整理していく必要がありそうです。

ちなみに、ハイブリッド技術を活かして仮に1,000psを超えるようなハイパワーモデルを登場させた場合、マクラーレンCEOであるマイル・フレビット氏は「今はまだ四輪駆動モデルを計画しているわけではないが、いつかその方向性を指し示す必要がある。他社メーカのように0-100km/hの加速時間がどんどん縮まっているのは、やはり四輪駆動の特性を生かしているからだと思うが、後輪駆動では賄いきれない領域に迫ってきた」とコメントしており、今回のアルティメットモデルに四輪駆動モデルが登場する可能性もあるのではないかと推測しています。

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Reference:autoevolution