レクサス・新型「LS」が遂にフルモデルチェンジで販売スタート。これが最強のフラッグシップセダンだ【動画有】

2022-06-29

本日10/19(木)、遂にレクサスのフラッグシップモデルとなる「LS(Luxury Sedan)」がフルモデルチェンジとなって販売スタート。
今回「LS」のフルモデルチェンジにおいて、以下の要素を大きくとり挙げていますね。

・GA-Lプラットフォームにより実現した走りを予感させる斬新なクーペシルエット
・ 運転に集中できるコクピットとフラッグシップセダンにふさわしいくつろぎの空間が融合したインテリア
・ 新開発V型6気筒3.5ℓツインターボエンジン搭載など、新技術によるエモーショナルかつ優雅な走り
・ LEXUSならではの「おもてなし」を実現する快適装備
・ 予防安全パッケージ「Lexus Safety System+A」をはじめとする先進の安全技術

この新型モデルは「レクサスブランドの象徴としてだけでなく、日本文化と伝統を体現した最高級車」だけあって、レクサスの本気とこだわりがしっかりと伝わってくる一台となっています。


今回のフルモデルチェンジにより、現行ラインナップとなる「LS460/LS460L/LS600h/LS600hL」は廃番となり、「LS500(FR or AWD)/LS600h(FR or AWD)」の2モデルが登場。

今回のフルモデルチェンジにて、新型「LS」の全長が5,235mmと「LS460L/LS600hL」の5,210mmよりも更に長くなり、メルセデスベンツAMG「S65ロング」の5,250mmに匹敵するどっしりとサイズ感となりますね。

ちなみに、「LS」の競合モデルとなるのは、やはりメルセデスベンツ「Sクラス」やアウディ「A8」、BMW「7/8シリーズ」といったドイツ御三家の最上グレードであることは間違いなく、特に今回のフルモデルチェンジは、これまで引き離されてきたレクサスというブランド力を取り戻すための下剋上モデルになるのではないかと推測。

そのため、今回のフルモデルチェンジにより、更に複雑化されたスピンドルグリルデザインや、幾重にも重なるデザイン(L型ポジションライトやリヤコンビネーションランプ、インテリアのエアコンの吹き出し口、ドアの内張り等)によって、その威厳と色気が増し、これまで以上の迫力感が今回の「LS」には備わっていますね。

改めてインテリアを確認していくと、やはりそのデザイン性には”幾重にも重なる”という言葉がしっくり来るほどに統一感があり、特にインストルメントパネルにおいては、琴や茶道具の茶筅(ちゃせん)といった日本の伝統文化をも取入れる、”国産”メーカの原点へのこだわりと独創性が明確に伝わってきますね。

ちなみに、今回のフルモデルチェンジにより、「LS」のセンターコンソールにあるシフトは、”エレクトロシフトマチック”という名称が付いており、いわばレクサス「LC」「HS」「CT」、トヨタ「プリウス」にも使用されているジョイスティックが採用に。
このジョイスティックシフトは、レクサスのFRモデルとしては初であり、更には通常のシフトノブと変わらない高級なレザータイルを装着するというハイグレードの意識が伝わってきますね。

もちろん、「LS」にもしっかりと”F SPORT”グレードが準備されています。
“F SPORT”のスピンドルグリルに関しては、これまで通りの網目のようなメッシュタイプ(とは言っても、このメッシュデザインが生み出されるのに約5か月の期間を要した)となりますが、”EXECUTIVE”や”Version L”、”I package”は以下のような”L”を幾重にも重ねたメッシュデザインとなっています。

ちなみに、”F SPORT”とそれ以外のグレードにおいて、フロントフォグランプが配置されず、メッシュタイプのサイドグリルが配置されます。
特に”F SPORT”はブラック化されることでスポーティさを向上。
その他にも、アクティブスタビライザーというドライバの操舵による車両の平面運動とロール運動を制御する機能も備わっており、足回りにおいても、”F SPORT”専用ベンチレーテッドディスクブレーキが装着され、より強力な制動力を確保することが可能となっています。

安全機能においては、「交通死傷者ゼロ」という究極の願いを叶えるべく、4大事故形態に対応した”Lexus Safety System+(進化版)”が採用。
これは、今後レクサスの「LS」以外に標準装備される”Lexus Safety System+(以下の①~④)”に加えて、更に6種類が追加されるプレミアムな先進予防安全パッケージで、新型「LS」全てのグレードに標準装備されます。

【Lexus Safety System+(進化版)】
①プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ)
②レーンキーピングアシスト[LKA]
③オートマチックハイビーム[AHB]
④レーダクルーズコントロール(全車速追従機能付)
⑤プリクラッシュセーフティシステム(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)
⑥Lexus CoDrive<レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーントレーシングアシスト[LTA]>
⑦ドライバー異常時停車支援システム
⑧上下2段式アダプティブハイビームシステム[AHS]
⑨先行車発進告知機能
⑩ロードサインアシスト

ちなみに、以下は”Lexus Safety System+(進化版)”の一部を引用としています。

⑤プリクラッシュセーフティシステム(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)
道路上の車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突す可能性が高いと判断した場合に警報やブレーキの制御により衝突回避、あるいは衝突被害の軽減を支援します。万が一、車両や歩行者と衝突しそうな場面に遭遇した場合には、警報の後、ドライバがブレーキを踏むと、プリクラッシュブレーキアシストがブレーキ力を強力にアシストし、ドライバの回避行動をサポートします。また、仮にドライバがブレーキを踏めなかった場合でも、プリクラッシュブレーキが作動します。例えば停止車両に対し自車の速度が約40km/hの場合は、約40km/h減速し、衝突回避または被害軽減を支援。また、例えば歩行者との速度差が約30km/hの場合には、約30km/h減速し、衝突回避又は被害軽減をします。

⑥Lexus CoDrive<レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーントレーシングアシスト[LTA]>
Lexus CoDriveは、ドライバの運転意図と調和した操舵支援や、レーンチェンジの運転支援を可能とする機能により、カーブが多い高速道路や渋滞時でも途切れのない運転支援を実現します。新開発の大型カラーヘッドアップディスプレイによる気づきやすくわかりやすい表示をはじめ、マルチインフォメーションディスプレイの表示、ステアリングの振動または警報ブザーにより注意を促します。

⑧上下2段式アダプティブハイビームシステム[AHS]
上段8個・下段16個(片側)のLEDを搭載。
照射エリアと遮光エリアを細かく分けることにより、例えば前方の車両は遮光しながら、その情報にある道路標識には照射するような配光制御が可能です。

⑩ロードサインアシスト
前方のカメラで認識した交通標識を大型カラーヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイに表示。
交通標識の見落としを減らし、安全運転を促します。カメラによって認識された「最高速度」「はみ出し通行禁止」「車両進入禁止」「一時停止」の道路標識を表示します。また、ディスプレイ表示は「運転支援タブ」もしくは「常時画面」をステアリングスイッチで切り替えられます。

ちなみに、フロントシートは28way調整式パワーシート、リヤシート(社長席)は22way調整式パワーシートとなっていて、特にリヤは以下のラグジュアリーな機能が装備。

■オットマン伸縮機構
背が高い乗員もリラックスできるよう、伸縮機構付電動オットマンを採用。

■プリセットポジション(後左席)
ワンアクションで好みの姿勢が選べる3wayプリセットポジションを設定可能。

■温感リラクゼーション機能
指圧マッサージ機能が搭載。全7コース準備されており、そのときの気分に適したマッサージの選択が可能。

ボディカラーについては、全部で13色が用意されています。

・ソニッククォーツ
・ソニックシルバー
・ソニックチタニウム
・(新)マンガンラスター
・ブラック
・グラファイトブラックガラスフレーク
・レッドマイカクリスタルシャイン
・(新)ソニックアゲート
・スリークエクリュメタリック(F SPORTは選択不可)
・アンバークリスタルシャイン(F SPORTは選択不可)
・ディープブルーマイカ((F SPORTは選択不可))
・ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用カラー)
・ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー)

各グレードの主要諸言と価格帯は以下の通りとなっています。

【主要諸言】
①エンジン
LS500・・・排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン
LS500h・・・排気量3.5L V型6気筒+マルチステージハイブリッドシステム
②全長×全幅×全高(mm)・ホイールベース(mm)
LS500/LS500h・・・5,235×1,900×1,450・3,125
③エンジン最高出力/最大トルク
LS500・・・422ps(6,000rpm)/600Nm(1,600~4,800rpm)
LS500h・・・299ps(6,600rpm)/356Nm(5,100rpm)
④トランスミッション
LS500・・・電子制御10速AT
LS500h・・・マルチステージハイブリッドトランスミッション
⑤プラットフォーム
GA-Lプラットフォーム(LC500/LC500hと共通)を採用し、パワートレインを低く且つ車両中心寄りに配置することで、理想的な重心高・前後重量配分が実現。軽量化だけでなく、ボディ剛性と操作性を大幅に向上。

【LS500の価格帯(税込)】
ベースグレード(2WD(FR)/AWD)・・・9,800,000円/10,200,000円
I package(2WD(FR)/AWD)・・・10,420,000円/10,820,000円
F SPORT(2WD(FR)/AWD)・・・12,000,000円/12,100,000円
version L(2WD(FR)/AWD)・・・13,200,000円/13,600,000円
EXECUTIVE(2WD(FR)/AWD)・・・15,000,000円/15,400,000円

【LS500hの価格帯(税込)】
ベースグレード(2WD(FR)/AWD)・・・11,200,000円/11,600,000円
I package(2WD(FR)/AWD)・・・11,800,000円/12,200,000円
F SPORT(2WD(FR)/AWD)・・・13,100,000円/13,500,000円
version L(2WD(FR)/AWD)・・・14,600,000円/15,000,000円
EXECUTIVE(2WD(FR)/AWD)・・・16,400,000円/16,800,000円