打倒・ポルシェ「911GT2RS」。1,100馬力にチューンアップした日産「GT-R」がニュルに挑戦だ

2020-05-26

以前、ポルシェ「911GT2RS」がドイツ・ニュルブルクリンクでの市販車両最速記録6分47.30秒をたたき出しましたが、その記録を打ち破るべく、イギリスのチューナーであるリッチフィールドがカスタムした日産「GT-R」にて最速記録に挑戦することが判明しました。

今回リッチフィールドが公開したのは、「LM1 RS GT-R」というカスタムモデルで、トラックモデル用に焦点を当てたハードタイプとなっています。


強力なダウンフォースを実現したカーボンファイバボディはもちろんのこと、インディカーレーサーに採用される特注のカム&ヘッド、カスタムインタクーラーとインコネルマニホールドからのBorgWarnerターボチャージャーにより、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンはそのままに最高出力1,100psまでチューンアップ。

おまけに「Nismo GT-R GT3レースカー」専用のフラットフロアとエアロコンポーネントを装着することで、最大限の軽量化と走行性能を向上させ、ポルシェ「911GT2RS」の最速記録を打ち破ろうとしています。
ただ、リッチフィールドがカスタムするこの「LM1 RS GT-R」は、どちらかという0-100km/h等の直線性を活かしたカスタムとなっているため、比較的コーナーの多いコースともなると、記録を打ち破ることは中々に難しそうですが、それでも自信を持ってこの個体を送り出したということは、何かしらの秘策があると思われますね。
ちなみに、本格的なラップタイムの計測は来年に行われるとのことです。

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Reference:Zero 2 Turbo