フェラーリ「FXX K Evo」の展示車両を動画にて。ステアリングも併せて公開【動画有】

2020-05-27

先日発表されたばかりのフェラーリのトラックモデル「FXX K Evo」(テスト車両)がアンヴェールされ、早くも動画にて登場。
今回新しく登場した「FXX K Evo」は、「FXX K」のハードコアモデルで、パワートレインは排気量6.3L V型12気筒自然吸気エンジン+電気モータを搭載したハイブリッドモデルで、最高出力はエンジン860ps+電気モータ190psを足し合わせた1,050ps、最大トルクは900Nmを発揮するわけですが、この辺りは前モデルの「FXX K」と同じスペックとなりますね。


スタイリングとしては、やはり独特の形状を持ち、更にはエアロダイナミクスが大きな特徴となっているわけですが、フロントエンドにはカーボンファイバ製のカナードやフロントスプリッターを装備。

リヤデザインにおいては、リヤウィングには2枚のカーボンウィングが装備され、ダウンフォース係数を前モデルの「FXX K」よりも23%、公道走行仕様の「ラ・フェラーリ」よりも75%向上させてダウンフォースを発生。
速度で表すと、200km/hにて走行した際のダウンフォースが約640kg、最高速度では830kgを超えるというとんでもない空力性能を発生するわけですね。

リヤディフューザーももちろんカーボンファイバ製で、ディテール部にはレッドのアクセントを加えることでスポーティさと引き締め効果を強めていますね。
トラックモデルでありながらも、さり気ないオシャレポイントを固めるのもフェラーリの大きな特徴でもありますね。

「FXX K Evo」の目の前には、ステアリングホイールサンプルも併せて展示。
やはりF1をモチーフにした特徴あるステアリングデザインで、そのほとんどをワンプッシュ式にてまとめるところは、大衆車やスポーツカーと大きく異なるところ。
ドライバの手の動きを少しでもステアリングに集中させるため、ウィンカー等も親指だけで操作できるように配慮しているステアリングはフェラーリ「488/458」等をはじめ、ランボルギーニ「ウラカン」も採用していますね。

なお、フェラーリ「FXX K Evo」の今後のイベント参戦情報としては、2018~2019年のXXプログラムにおいて、9回に渡るサーキットプログラムが開催される予定となっています。

【New Ferrari FXX-K Evo: The Ultimate Billionaire’s Toy】

【This is the €4.0M Ferrari FXXK EVO! – WORLD DEBUT (SUB Eng)】

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Reference:motor1.com