ホンダ「NSX」のドリームプロジェクトが始動。エンジンチューニングで610馬力まで向上

2020-05-27

昨日より、アメリカ・ラスベガスにて開催中である世界最大級の自動車アフターマーケットパーツショー・SEMAショー2017にて、ホンダ・ドリームプロジェクトとチューナー・Science Of Speedの協力によって実現したカスタムハイブリッドスーパースポーツ「NSX」が出展することに。
この個体は、外観・内装に加えてエンジンチューニングも実装済みのフルカスタムモデルとなります。


まず、Science Of Speedによるエンジンチューニングより、「NSX」のパワートレインとなる排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンはそのままに、最高出力572ps→619ps、最大トルク645Nm→687Nmまで向上。更には液体注入型のインタークーラーとステンレススチール製のエキゾーストを搭載することにより車体重量を7kg軽量化することに成功。

外観については、カスタムサスペンションロッキングキットを装備することで約25mmもの車高調整が可能となり、更には段差のある道を通り抜けるために自動で検知してフロントアクスルを51mmもリフトアップするセンサーを開発(しかも特許取得済み)。

その他には、より幅広いカーボンファイバダクトロッカーパネルやアグレッシブなフロントストレート、リヤウィング、リヤディフューザーを装備した新型エアロキットを準備。
足回りについては、ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキを採用し、足回りについてはフロント20インチ×9j、リヤ21インチ×12jの異径ホイールを装着、ブレーキキャリパは何とも意外な組み合わせのイエローとなっています。

内装は意外にもシンプルですが、ボディカラーと統一するためにブラックのレザーとブルーのファブリックを組合わせたバイカラー&バイマテリアルのレカロ製ポールポジションレーシングシート。
コックピットにはGaugeART OLEDマルチファンクションディスプレイが装備されています。

Reference:CARSCOOPS