ケーニグセグ「CCX」が約1.7億円にて販売中。人気もあってか安定の高額維持?

2020-05-26

ケーニグセグのスポーツモデル「CCX(コンペティション・クーペ・X)」2008年モデルが中古車市場にて登場。
「CCX」は、ケーニグセグ初のスポーツカーとなる「CCプロトタイプ」の誕生から10年の節目となる特別なモデルとして2006年に発売されたもので、基本的にはアメリカ人の体格に合わせて製造されたアメリカの走行基準適合型のモデルとなります。


今回登場している個体は、現在アメリカ・カリフォルニア州のiLussoにて販売中で、在庫として管理されているカラーはブラックカラーとなります。
ボディは、カーボン&ケブラー製で、ドア開閉方式は何とも不思議なラプタードアを採用。
ラプタードアは、鷲やハヤブサといった猛禽(もうきん)類の翼をイメージしていて、どの自動車メーカでも採用していない唯一のオリジナルドアでありながら、ドアオープンのときは駐車時の最大スペースを考慮しての設計となっています(日本では確実に白線を超えますね・・・)。

車体サイズは全長4,293mm×全幅1,996mm×全高1120mmと大柄でありながらも、車体重量は1,180kgと超軽量。
車両タイプとしては、ルーフが脱着可能なタルガトップ仕様となっており、車高は先代の「CCR」よりも41mmも高くなり、アメリカの後部衝突基準を満たすために全長は「CCR」よりも88mm延長されています。

足回りについては、ホイールがフロント19インチ、リヤ20インチのマグネシウム合金タイプ、タイヤはミシュラン製パイロットスポーツ2を装備しています。

内装は非常にシンプルなオールブラック仕様。
シートはレザー&アルカンターラのバイマテリアルシートを採用し、ダッシュボード周りはアルカンターラ、ステアリング周りはレザー&カーボンファイバによるスポーツタイプを採用。
サイドシル部はとても分厚く、カーボンファイバパーツをふんだんに使用していますね。

気になるパワートレインは、排気量4.7L フォード製V型8気筒ツインスーパーチャージャーを搭載し、最高出力817psを発揮。0-100km/hの加速時間は3.2秒と驚異的で、最高速度は395km/hにまで到達。トランスミッションは6速MTのみとなります。

こちらの個体、過去9年間での走行距離はわずか964kmと低走行ですが、内外装ともにコンディションは完璧で、エンジンメンテナンスも問題ないとのこと。
中古車販売価格は約1.7億円となっていますが、以前にフロイド・メイウェザー氏がオークションにて出品した「CCXRトレヴィータ」の落ち幅に比べると全く下落しない高額維持モデルであり、やはりユーザーからの人気も相当に高い一台であるとのこと。

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Reference:CARSCOOPS