ランボルギーニ「ウラカン」2019年モデルにRWS(後輪操舵)がラインナップへ。より操作性を意識した面白いモデルに

2020-05-26

ランボルギーニのエントリーモデルとなる「ウラカン」ですが、2014年に販売スタートして僅か3年間で9,000台を売り上げる程の人気っぷりを博しています。
そんな人気モデルとなる「ウラカン」から、2019年モデルとして新たな駆動方式となるRWS(後輪操舵)モデルが採用され、2018年後半から2019年初めに販売されることが判明。
「(仮)ウラカンRWS」は、既にAWD(四輪駆動)とRWD(後輪駆動)モデルをラインナップ済みで、今回RWS(後輪操舵)というのは全く新しいモデルとなります。


RWSのメリットとしては、大きくは「小回り」が利くというところで、その代表例に挙げられるのがフォークリフト。ただ、フォークリフトはステアリングの旋回方向と車両の挙動が普通の自動車とは逆になってしまうため、操作性については若干の乖離はあるものの、大きく考えれば、車のバック駐車のときにタイヤが良く曲がる感覚が、通常の発進時に得られる方式となります。
RWSは、低速の状態から前輪と逆方向に向けて操舵性を増し、スピードが乗るにつれて高速域でのコーナリングに適応するために前輪と同じ方向に向けていくことで、よりラインに沿ったダイレクトな操作が可能となります。

ちなみにこの操作性はポルシェにも採用されており、バーチャル・ホイールベース・エクステンションという名称が付けられるほど。
併せて後輪操舵の操作性についても動画で公開されており、非常にわかりやすい内容となっています。

【The new Porsche 911 Carrera – Rear-axle steering】

若干話は逸れてしまいましたが、今回の「(仮)ウラカンRWS」では、恐らく外観の変更は特に無いと思われ、フロントのエアインテークデザインやスタイリングは四輪駆動モデルの「ウラカン」と共通になると思われます。

パワートレインについても、排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力610ps、最大トルク560Nmを発揮すると推測。
車体重量や加速性能についてはそこまで大きな変動は無いと推測するも、今回のアップグレードに合わせてスペックアップの可能性も無きにしも非ずですが、この辺りは何とも言えないところ。

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Reference:motor1.com