アストンマーティン「ヴァンテージGTE」が公開に。FIA世界耐久に向けて準備は整った

2020-05-27

昨日、アストンマーティンの新型「ヴァンテージ」が世界初公開されましたが、そのタイミングに合わせてレーシングモデルとなる「ヴァンテージGTE」も世界初公開に。
「ヴァンテージGTE」は、ロードモデルとなる「ヴァンテージ」と共に開発され、FIA世界耐久選手権に登場するための専用車両。このモデルはGTEクラス向けに設計されており、アストンマーティンレーシングは、スペインのナバラサーキットにて30時間走行する等、開発中すでに約13,000km以上走行していることも確認済み、ということでFIA世界耐久選手権に向けて既に戦闘態勢は整っている模様。

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ただ、アストンマーティンはこの「ヴァンテージGTE」について技術的な仕様は公開していないものの、外観においてはフロントスプリッターやダクトフード、サイドアウトエキゾーストシステムが装備され、更には軽量仕様のウィンドウや独特なデザインとなる空力ミラー、レーシングホイールも装備。

リヤデザインにおいては、大型リヤウィングやリヤディフューザーも装備され、レーシングモデルならではのアグレッシブなスタイルに加えて、「ヴァンテージ」の基本スタイルを崩さないアストンマーティンの”マジメさ”が伝わってきますね。

ちなみに、パワートレインについてはAMG製V型8気筒エンジンを搭載されていることが確認できていますが、最高出力やトルクについては不明であるも、レーシング仕様に見合った最適なチューニングを施しているとのこと。

足回りについては、Ohlinsサスペンションとアルコンブレーキを装備し、タイヤについてもミシュラン製スペシャルレーシングタイヤを装着。
この個体を操作するドライバは、ダレン・ターナー選手、ジョニー・アダム選手、ニッキー・ティム選手、マルコ・ソレンセン選手、アレックス・リン選手といった経験豊富且つ優秀なドライバが選出されています。

Reference:CARSCOOPS