BMWの2021年EVモデルは航続可能距離700kmへ。パーツ数を少なくし一つのユニット化を目標【動画有】

2022-06-29

BMWの第5世代モデルとして登場予定となっている電動ドライブトレインにおいて、2年後の2021年にバッテリ・セル・コンピテンス・センターを稼働する予定であることが判明。
この開発には、ドライブトレイン(電気モータやトランスミッション、電力制御エレクトロニクス)を一つのユニットとして簡易化し、更にはバッテリも再設計することでEV走行技術を大幅に向上させることを目的としています。


なお、BMWはこの手法により、より少ない部品点数と生産時間とコストを節約することが目標となっており、更には社内で開発された電動モータでは、レアアース(希土類元素)の使用を無くす方向性を示唆。
一方のプラグインハイブリッド(PHV)においては、電力のみで最大100km走行が可能となるとのことで、シボレー「ボルト」のような電力のみで85km走行可能となる技術を超えることから、大きな期待が寄せられています。

なお、上記にあるユニットの簡易化により、電気駆動系のフレキシブル性とモジュラーバッテリーのアップグレードにより、今後のBMWの全シリーズ(1~X7シリーズ迄)にEVないしはプラグインハイブリッドを装備することを計画しており、これに加えて、全てのモデルのプラットフォームを全てフロント・リヤ・ドライブ・アーキテクチャに統合することを主張。

っということは、BMW「1/2シリーズ・アクティブ・ツアラー、グランド・ツアラー」とMINIのラインナップは全てプラットフォームが共通化され、EV/プラグインハイブリッド化される可能性が十分に高いわけですね。

なお、これについて研究開発責任差のKlaus Frohlich氏は「ラボにて開発されるユニットたちは、バッテリ性能や寿命、安全性、充電及びコストの更なる改善に注力していくことで、業界のベンチマークを再度設定する必要があり、今後のEV/PHVモデルの拡充に向けて更なる開発を進めていきます」とコメントしています。