遂に発覚。スバルのPHEVモデルは2018年、EVモデルは2021年に販売開始を計画中

2020-05-26

以前から噂されているスバルのEV/PHEV販売計画について、ジャパンタイムズが「スバルは2018年にアメリカにてプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを販売開始の計画を持っている」ことを明らかとしました。同広報によると、スバルは、PHEVに加えてCO2排出削減を目的に欧州やオーストラリアにて販売しているディーゼルターボモデルを廃止し、2020年頃にはEVモデルへとシフトしていく計画も明らかとしました。


スバルは、以前にも「2021年に日本にてEVモデルをシリーズ化していく」と述べており、その中でも「レガシー」や「アウトバック」「フォレスター」「インプレッサ」といった主要モデルを本格的にEVモデルへと移行する計画を立てていて、これに加えて新たに発表される3列シート7人乗りSUV「Ascent(アセント)」もEVモデルとして登場する可能性が高いといわれています。

ただ、研究開発資金が非常に限られている(厳しい?)スバルにとって、既に技術提携を組んでいるトヨタとマツダとの提携も検討しているとのこと。
以前、トヨタとマツダ、自動車部品メーカのデンソーが、トヨタ株式90%、残り5%をそれぞれマツダ・デンソーへと共有するEVコモン・アーキテクチャ・スピリット・カンパニーの合弁会社を設立することに合意しましたが、ここにスバルが合わせて提携を組むかどうかは不明。

ちなみに、以前から噂されているスバルPHEVモデルのきっかけとなっているのが「WRX STI」で、同社としては、将来的には環境法規制に準じた新たな「WRX STI」の登場を願っているも、その一方で走りの楽しみを常々最優先する同社の基本コンセプトに基づき、市場動向を慎重に検討しつつ、情報展開して将来の計画に役立てるべく、ハイブリッド化に向けてのグローバルプッシュを示唆。

もちろん、プラットフォームもスバルグローバルプラットフォーム(SGP)アーキテクチャをベースに、電気モータを搭載することも考慮した設計が見直されると思いますが、この個体は早くとも2020年よりも前に登場する可能性があるとのことで、ハイブリッド市場へのスタートが遅れたスバルにとって、どの程度まで食いつくことができるのか、とても気になるところではありますね。

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Reference:autoevolution