サリーンがお手頃モデル「S1」のティーザー画像を公開。ブガッティ「シロン」のようなリヤテールに

2020-05-26

以前、アメリカの自動車メーカであるサリーンが、明日(11/29)より開催予定のロサンゼルスオートショー2017にて、エントリータイプのスポーツカー「S1(Saleen 1の略)」を発表するとの記事を公開しましたが、今回初めて同車のティーザー画像が公開に。
今回公開されているティーザー画像は、リヤデザインをピックアップしたものとなっていますが、リヤテールランプがサイドから中央にかけて一本のシームレスタイプとなっており、これはブガッティ「シロン」に似たデザインであることがわかりますね。

2週間程前に中国にて報告されている内容より、サリーン江蘇・自動車技術CEOであるチャールズ・ワン氏のコメントによると、「S1」はプラットフォームから全面的に改良が加えられるとのことで、その一方でパワートレインについても「S7」に比べて低排気量且つ低燃費な一台になる可能性が高いと報じられています。


サリーン「S1」は、正式には11/30(木)の現地時間AM10:30にワールドプレミアされるとのことで、これに合わせて詳細なスペックも明らかに。
なお、現時点で報じられている「S1」のスペックは、排気量2.3L フォード製直列4気筒ターボチャージャーを搭載し、最高出力456ps、最大トルク577Nmを発揮。最高速度は290km/hにまで到達する2ドアクーペタイプとなります。
※参考までに、「S7」のパワートレインは、排気量7.0L オールアルミ製V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力760ps/6,300rpm、0-100km/hの加速時間は2.8秒、最高時速399km/hにまで到達

なお、この個体は中国にて既に発表されており、ドイツのスポーツカー・アルテガ「GT」から大きくインスピレーションを受け、カーボンファイバパーツを多用する一台になるとのこと。(しかも2018年にはEVモデル登場の噂も)

サリーンは、中国・如皋(Rugao)にて「S1」を製造するための新たな工場を新設中で、来年6月までには完成予定。
工場では、年間約15万台の車両を生産できるキャパを持つとして、これは「S1」専用のラインだけではなく、セダンやSUV、クロスオーバーといった幅広いモデルたちも生産可能な体制を作っていくとのことですが、近年の中国の製造品質は着々と向上している(特にEV車両のバッテリー製造は中国が大きく占めている)ため、世間の認識との大きなかい離をカバーできるほどの高品質スポーツモデルの登場を期待したいところですね。

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Reference:CARSCOOPS