テックアートが、ポルシェ「911ターボS」ベースの過激モデルGTstreet Rを公開。最高出力は700馬力超え【動画有】

2020-05-27

ポルシェを専門に手掛けるチューナーブランド・テックアートが、ポルシェ「911ターボ/911ターボS」を対象とした過激チューニングモデル「911GTstreet R」を発表。
今回発表されている個体は、「911ターボS」をベースとしたモデルとなっており、南アフリカにてその姿が初公開となりました。
テックアートは、この個体のボディパネルを軽量なカーボンファイバパーツに置き換え、オリジナルモデルよりも機能的な改良を追加。また、あらゆるところにカーボンファイバを取り込み、おまけにボディカラーは過激なグリーンとなっているため、目立ち具合は更に強調されていますね。
機能性においては、ウォータクーラやオイルクーラへの空気の流れを改善するためのフロントスプリッターやフロントサイドフェンダーにあるホイールアーチには圧力の低減を施し、ブレーキ冷却を目的としたGT3スタイルの大型カーボンファイバ製ダクトも追加することで、エンジンのインタクーラーへのエアフローを強制的に取り組むようにしています。


リヤデザインにおいても、かなり過激な仕上がりとなっていますね。
アウトレットエアダクトやリヤディフューザー、15度調整可能なGTスタイルのリヤウィングが装着され、空力性能に加えて冷却効果を強化。これにより、テックアートは最高時速297km/h走行時に最大326kgのダウンフォースを発生することに成功。

足回りについては、エアロとシャシーの変更を行っており、更には2種類のパワーアップキットも準備。
一つ目はT1.1というもので、こちらはベースとなる「911ターボS」のパワートレイン・排気量3.8L 水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力580ps→649ps、最大トルク750Nm→880Nmへとチューンアップ。更にパワーアップグレードタイプのT2.1は、最高出力580ps→730ps、最大トルク750Nm→920Nmとスーパーカー顔負けのスペックへとチューンアップされます。

T2.1のパワーアップキットを搭載した際の性能としては、0-100km/hの加速時間は2.7秒、0-200km/hの加速時間は8.5秒にまで到達。最高時速は340km/hにまで上ります。
なお、「911GTStreet R」の価格は、イギリス価格にして約3,880万円からとなっていますが、仕様に応じては4,000万円を超える可能性もあるとのこと。

【The new TECHART GTstreet R based on the Porsche 911 Turbo S.】

Reference:Zero 2 Turbo