悪魔の「GT-Z」現る。日産「フェアレディZ(240Z)」に「GT-R R35」のエンジンをスワップ【動画有】

2020-11-14

オーストラリアのマッドサイエンティストともいえるJoel Dimmack氏による、日産「GT-R R35」のエンジン”VR38DETT”を「フェアレディZ(240Z)」にエンジンスワップした(その名も「GT-Z」)とんでもない個体が登場。

この個体は、ドリフトカーとしてハナエウェル・ギャレット・インターナショナル・ドリフト・チャレンジに参戦することが明らかとなっていますが、フロントエンジンむき出しで、おまけにマフラもフロントに搭載するというぶっ飛んだカスタムチューニングを行っていますね。

「GT-R R35」のパワートレインは、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550ps、最大トルク652Nmを発揮し、中回転域のレスポンスと高回転域での加速の伸びが特徴となっています(後の2017年モデルではノッキングの発生を抑えて、燃費を損ねることなく最高出力・最大トルク共に向上)。


そんな悪魔のエンジンを搭載する「GT-Z」ですが、車体を確認するだけでも外装のカスタムがとんでもないことに。

外付けリベット留めのオーバーフェンダーを含めたワイドボディキット(Moonbeam)と極太タイヤを装着することでドリフト用に足回りを強化。

「240Z」の時代は前後重量配分の不備やリヤサスの不具合により様々な問題が生じていたわけですが、そんな中で更にエンジンスワップすることで重量配分がガラッと変化することで高速走行時の浮き上がりは更に強調されそうですね。

ちなみに、「Z33」のプラットフォームはフロント・リヤともにゼロリフトを実現して高速走行時の浮き上がりを抑えたFMプラットフォームを採用し、前後重量配分最適化を図ることで低速からの運動性能と高速安定性を両立した造りとなっています。

この後、シャシ台に載せて馬力確認・調整に取り掛かるわけですが、とんでもないエキゾースト音を奏でていますね。

最大出力値は不明ですが、ビルダー曰くECUセットアップによりエンジンチューニングも実施済みとのことなので、最低でも600psは発揮している可能性が高そうです。

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Reference:autoevolution