VW「ゴルフGTI TCR」フェイスリフトモデルが遂に登場。生産モデル比+400mm、345馬力のモンスターモデル【動画有】

2022-06-29

フォルクスワーゲンのレーシングモデルでありながら、昨年「ゴルフGTI」40周年記念モデルとして登場した「ゴルフGTI TCR」のフェイスリフト版が2018年のニュルブルクリンク・Nordschleife VLN耐久選手権にて登場することが確定に。
この個体は、前モデルのTCRに比べて、より公道仕様に近いフロントフェイスを得ており、更には12月10日まで出展予定となるドイツ・エッセンモーターショー2017にて公開予定の一台となります。

機能的には、前モデルに比べて大きな変更は無いものの、生産モデルとなる「ゴルフGTI」よりも+400mm幅広となり、更には「ゴルフR」と共通のMQBプラットフォームを搭載、パワートレインは排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力345hp(350ps)、最大トルク420Nmを発揮します。


トランスミッションとしては、6速シーケンシャル・ギヤボックスを介して前輪を駆動し、加速性能としては0-100km/hの加速時間が5.2秒と中々に速く、価格帯としては約1,200万円と高価な一台となることが予想されています。ただ、GT3クラスのレース用マシンともなるとランボルギーニ「ウラカンGT3」やマクラーレン「650S GT3」と比較して約5,000万円程の差額が発生することを考えると、非常に割安には感じますね。
この個体は、上述の通りドイツ・ニュルブルクリンク・Nordschleife VLN耐久選手権に登場することが確定しており、TCRクラスでのインターナショナルシリーズでの優勝が期待されています。

なお、これについてフォルクスワーゲンのモータースポーツディレクターであるSven Smeets氏は「ゴルフGTI TCRのために作られた新たな外観は、フォルクスワーゲンのデザインと密接な協力により生み出されました。これは、私たちの関係性が生産モデルとレーシングモデル間に存在することを強調しています。エンジンは、生産モデルから直接得られたもので、競争力のあるレースに最小の調整しか必要ありません。これは、ゴルフGTIがお客様のレーシングカーにとって完璧な基盤を提供する証になる」として、今回のフェイスリフトモデルがより生産版に近く、しかしハイパフォーマンスな一台として登場することを期待させています。

Reference:CARSCOOPS