ヘネシー「ヴェノムF5」は本当に最高時速483km/hに到達する?数学的に解説してみた【動画有】

2020-05-27

以前、アメリカ・ラスベガスにて開催されたSEMAショー2017にて、ヘネシーパフォーマンスが誇る最強のハイパーカー「ヴェノムF5」が世界初公開され、「世界で最も速いロードカー」として300MPH(482km/h)を記録すること示唆。
同車のパワートレインについてですが、排気量は不明ながらもV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は驚異の1,600hp(1,622ps)を発揮。駆動方式は何とも過激な後輪駆動(FR)。
車体重量は1,338kgで、トランスミッションは7速ATシングルクラッチパドルシフトを搭載し、0-300km/hの加速時間は10秒以内というとんでもない加速力を発揮します(F1とそん色ないレベル)。


そんな最高クラスのスペックを持つ「ヴェノムF5」ですが、この個体が最高時速482km/hに到達するための理由として、3つの抵抗(空気抵抗・転がり抵抗・冷却抵抗)が大きく影響しており、これを克服しなければ十分なパワーを発揮することができないと説明。

本動画では、複雑な計算式を用いていますが、ブガッティ「シロン」のパワートレイや車体重量を考慮して、時速482km/hに到達するには最大出力1,800ps以上を必要とするものの、「ヴェノムF5」は更に小さいパワーにて到達することが可能である、と説明。
ただし、この速度に到達するためには、物理学的な計算以前に、それだけの過激なパワーを受け止めるタイヤが世の中に存在しないということを考慮すると、計算上の事実より、世の中の現実との差により物理学の計算では補えない問題が生じていることは間違いなさそうです。

関連記事:ブガッティ「シロン」が今のタイヤでは時速480km/hでの走行不可。更なる開発が必要に

【Can The Hennessey Venom F5 Hit 300 MPH?】

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Reference:CARSCOOPS