マクラーレン「P1」の後継モデル「P15」が12月10日に世界初公開へ。更にはニュル最速記録を狙えるかも?

2020-05-26

イギリスのスーパーカーメーカであるマクラーレンの、アルティメットモデル「P1/P1GTR」の後継モデルと思わしき「P15」(当初は「675LT」の後継モデルと言われていた)が、今週末の12月10日(日)に世界初公開されることが判明しました。
これまで、「P15」に関するティーザー画像では、六角形の要素が含まれたトリプルエキゾーストレイアウトや、リヤエンドには”ブルータル”をイメージしたデザインを示すテールライト等がピックアップされており、これまでにない奇抜なデザインを持つマクラーレンが登場するのではないかとの可能性が浮上しています。


パワートレインについては、ハイブリッド技術を搭載した排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+電気モータを搭載し、システム最高出力は900psを超える可能性があるとのことですが、以前の記事では「P1」の後継モデルはハイブリッド技術を流用しない100%内燃機関燃モデルになるとの噂もありますが、この辺りは未だはっきりとした情報は無し。

ちなみに、ハイブリッド技術を活かして最高出力1,000psを超えるようなハイパワーモデルを登場させた場合、マクラーレンCEOであるマイル・フレビット氏は「今はまだ四輪駆動モデルを計画しているわけではないが、いつかその方向性を指し示す必要がある。他社メーカのように0-100km/hの加速時間がどんどん縮まっているのは、やはり四輪駆動の特性を生かしているからだと思うが、後輪駆動では賄いきれない領域に迫ってきた」とコメントしており、今回のアルティメットモデルに四輪駆動モデルが登場する可能性もあるのではないかと推測しています。

その一方で、マクラーレン「P15」はニュルブルクリンクサーキットにて、市販車両最速記録を持つポルシェ「911GT2RS」の6分47秒という記録を脅かすほどの加速・走行性能を持っているとし、近日中にその記録を打ち破る可能性が浮上。
現時点ではどのタイミングでラップタイムが行われるかは不明であるも、それよりも恐れているのがケーニグセグ「レゲーラ」のラップタイムへの挑戦。
この個体もとんでもないスペックを持つ一台であるため、もしかするとケーニグセグ「レゲーラ」が市販車両最速記録を更新し、この記録に「P15」が挑むことになるのかもしれませんね。

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Reference:autoevolution