MINI(ミニ)のブランドロゴを2018年に変更へ。伝統と未来志向を組合わせ、全モデルに導入へ

2020-05-26

BMWが2001年に設立した自動車メーカ・MINI(ミニ)が、自社ブランドロゴを2018年より新たにする模様。
今回新たとなるMINIのブランドロゴは「伝統的価値の認識」や「未来志向の開発の精神」を組合わせた新たな未来を切り開くロゴであるとして、2018年3月より全ラインナップに適用させるとのこと。
今回のロゴ変更にあたり、元々立体的であったものを簡略化するというのは非常に珍しいですが、ある意味親しみが持ちやすくなるのかもしれません。


MINIは今後、「エレクトリック化」をキーワードに、新製品の拡充並びに拡販を目指していくとして、今回のブランドロゴ一新というのはかなりタイミングは良かったのではないかと推測。
もちろん、このブランドロゴはフロントボンネットやリヤバンパー、室内のステアリングホイールやリモコンキーといったロゴが表記される個所には全て適用されるとのことですが、これまで市販化されてきたロゴを貼り変えることが可能かどうかは不明。


ちなみに、これまで使用されてきたロゴは上の通り、立体的な演出を見せていて、
実はこのブランドロゴが使用されるようにはなったのは1969年からで、併せてオースティン・ミニとモーリス・ミニ・マイナーは無くなってしまい、単純に”Mini”という名称に変更。
このとき、親会社もBLMC(ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション)と名前が変更され、現在のMINIのエンブレムは、「ミニ・クーパー」のウィングのデザインをMINIの活力の象徴として使用されたことがきっかけとなります。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:MINIが遂にEVコンセプトモデルをフランクフルトモーターショーにて発表。ホイールは3Dプリンタを応用

ミニは、来月開催予定となっているフランクフルトモーターショー2017にて、エレクトリック(EV)コンセプトモデルを発表することが判明。
今回のコンセプトモデルは、街乗りに適したコンパクトEVをモットーに、そのスタイリッシュなデザインはもちろんのこと、操作性においてもまるでゴーカートのようにクイックに扱える一台に。
そして、これまでEV関連については、ミニは蛍光イエローを採用してきましたが、今回も”そのカラー”をしっかりと採用していますね。

「EVコンセプト」は、「MINIクーパー」をベースにしていると考えられますが、LEDヘッドライトやスポーティなフロントバンパー、かなりユニークなグリル等はエレクトリック系統を強調した”ダクトを設けない”BMWのiブランドに近いデザインですね。

サイドデザインについては、フラッシュマウントされたドアハンドル(ジャガー「Fタイプ」やランボルギーニ「ウラカン」のようなドア取っ手)と、ファイバーグラスのサイドスカート、そしてレーシーなスタイリングを持っています。
更には3Dプリンタ技術を生かした19インチのホイールを装着。

リヤエンドは、テールゲート・マウントされたスポイラーとファイバーグラス・ディフューザーを装備。そしてLEDテールランプはユニオンジャックがアクセントとなる独特のデザインを持っていますが、MINIは元々イギリス車でもあるので、その名残を活かすというのはかなりお洒落ですね。

なお、「EVコンセプト」のパワートレインの詳細は未だ明らかとなっていませんが、上述のモットーにもある”ゴーカート”というキーワードをもとに、パワーのある個体が提供される可能性が高そうですが、本格的な量産モデルとして提供は、親会社であるBMWがiブランドの展開を試みる中で、MINIも積極的なEVモデルの市販化を目指す意向を示しており、早くとも2018年以降には販売スタートする可能性もありそうですね。