【悲報】ヘネシー「ヴェノムF5」最高時速483km/hには到達できない恐れ→やはりタイヤが持たない模様

2020-05-26

アメリカ・ラスベガスにて開催されたSEMAショー2017にて、ヘネシーパフォーマンスが誇る最強のハイパーカー「ヴェノムF5」が世界初公開され、「世界で最も速いロードカー」として300MPH(482km/h)を記録すること示唆。
同車のパワートレインについてですが、排気量は不明ながらもV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は驚異の1,600hp(1,622ps)を発揮。
駆動方式は何とも過激な後輪駆動(FR)、車体重量は1,338kgで、トランスミッションは7速ATシングルクラッチパドルシフトを搭載し、0-300km/hの加速時間は10秒以内というとんでもない加速力を発揮し、以前ブガッティ「シロン」の持つ0-400-0km/hの加減速記録や、平均最高速458km/hを更新したケーニグセグ「アゲーラRS」を上回る可能性が最も高いモデルとされています。(F1とそん色ないレベル)。

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しかし、そんなトップスピードに到達するであろうヘネシー「ヴェノムF5」について、ヘネシー・パフォーマンスのボスであるJohn Hennessey氏は「同車に使用しているミシュラン製タイヤの技術力では、最高時速482km/hに到達することはできない」と主張。
これは、ブガッティ「シロン」にも全く同じことが言え、実際にブガッティも「ミシュラン製の今のタイヤでは最高時速480km/hに到達することはできない」と既に主張していたため、いずれのメーカも抱える問題は全く同じになってくることはわかりきっていたことではありましたね。

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なお、現時点では車のエンジンや車体フレーム、シャシーの耐久性については全く申し分ない領域まで技術力が向上しているため、最高時速483km/hに耐えうる能力はあるにしても、やはりタイヤについては、ヘネシーやブガッティ、ケーニグセグのいずれも同じミシュラン製を履いている(最高のパフォーマンスを発揮できるのがミシュラン)以上、限界値は同じであるため、ある意味ここからは自動車メーカの技術力というよりもタイヤメーカの技術力が試される時なのではないかと思ったりしますね。

Reference:CARSCOOPS