日産「セレナ」、三菱「デリカ」等31万台がリコール。電装系ショートの恐れが有り、既に8件発生

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、日産「セレナ」等の6車種がリコールを発令。

リコールの内容としては、電源分配器の不具合によるもので、電源分配器の基板において製造時に不要な半田が付着した状態で防湿材がコーティングされたものがあり、使用過程でコーティングに亀裂が発生することがあるとのこと。
そのため、高湿環境下でショートが発生し、その発熱によっては最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとしてリコールを発令。


対象となるのは、2010年2月1日~2014年9月29日に製造された日産「セレナ」「キューブ」「NV200バネット」、スズキ「ランディ」、三菱「デリカD:3」「デリカバン」の6車種で、計316,759台がリコールとなります。

改善措置としては、全車両、電源分配器を良品と交換する、リコール作業を行うとのことですが、既に10件の不具合、8件の火災事故が発生している模様。

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