初期ロット生産のブガッティ「シロン」がオークションに出品へ。イメージカラーに身を纏い、予想落札価格は約4.6億円から

2020-05-27

世界限定500台のみ製造されるハイパーカーで、現在300台以上受注済みのブガッティ「シロン」。
この個体は、前モデルの「ヴェイロン」と同様に、ブガッティが定める厳しい審査内容をクリア(ユーザーの収入や社会貢献度、「シロン」を維持するだけの資金を持っている等)しなければ購入することのできないモデルで、仮に宝くじで3億円当選したからといって購入できる代物でもないわけですね。
そんな購入条件の厳しい「シロン」は、2016年後半に正式に納車が開始されているのですが、来年2018年にパリにて開催されるRM Sothebyオークションにて出品されることが判明しました。
しかも、今回出品される個体は、初期ロット生産で20台製造された内の1台に該当するもので、非常にプレミア価値のある1台となっています。


ボディカラーは、「シロン」のイメージカラーにもなっているターコイズ系のアトランティックブルーとフレンチレーシングブルーのツートンカラーで、走行距離は1,000km未満と低走行。
しかも、その内の約半分以上(500km)は、ブガッティが納車前に過酷なテスト走行も含めているため、実質はほとんど走行していないものになります。

足回りについては、オプションカラーとなるマルティーニ・ブルーのブレ―キャリパカバー、ホイールは、”クラシック”というデザインのシルバータイプ(ポリッシュ仕上げ)を装着しています。

インテリアは、フレッシュな外観とは異なり、何ともアダルティなキャメルカラーとブラックのツートンカラーを採用したフルレザーシート。ブラックのダイヤモンドステッチが更なる色気を演出しています。
バックシートやセンターコンソールにはカーボンファイバパーツをふんだんに使用していますね。

ステアリングホイール周りにもカーボンファイバパーツとメッキ調の金属トリムを採用していますね。

パワートレインは、前モデルとなる「ヴェイロン」と同じく排気量8.0L W16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,500ps、最大トルク1,600Nmを発揮。
トランスミッションは7速DCTギヤボックスを搭載し、駆動方式は四輪駆動(AWD)、0-100km/hの加速時間は2.5秒未満、最高時速は420km/hにまで到達します。

ちなみに、来年出品されるこちらの個体の予想落札価格は、約4.6億円~約5.2億円と新車販売価格の約3億円よりも1.5倍以上になると予想されます。

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Reference:motor1.com