アルファロメオの新型SUVの噂。2020年にはマイルドハイブリッド搭載へ

2020-05-27

アルファロメオが発表した新型SUVモデル「ステルヴィオ」とは別に、2020年に向けて更なる新型SUVの開発が進行中。
同社の最高技術責任者であるRoberto Federi氏は、「ステルヴィオに搭載するGiorgioのアーキテクチャを共有するかは不明であるも、同車よりも少し大きめとなる新たなカテゴリとして登場する可能性がある」とのこと。
そして、新たなカテゴリに加えて、48ボルトを使用するマイルドハイブリッドソリューションを採用することでBMW「X5」やポルシェ「カイエン」に匹敵するスポーツタイプのユーティリティビークルモデルとしての登場という噂も浮上。


パワートレインについては、排気量2.5L 直列4気筒ターボチャージャー+電気モータを搭載し、最高出力350~400psを発揮するモデルや、更にはディーゼルターボ仕様、クアドリフォリオのようなV6ツインターボエンジンを搭載するトップレンジをラインナップするとの計画もありますが、現時点でハイブリッドモデルを一つもラインナップしていないアルファロメオにとっては、ある種ここが一つのベンチマークになると考えられますね。

2040年にはイギリスやフランスにて、ガソリンエンジンモデルの販売禁止が謳われる中、ほとんどの自動車メーカがハイブリッドモデルの開発や販売を急ピッチで進めている中、ある意味一番時代の流れに遅れている(逆らっている?)のがFCAグループで、アルファロメオもようやくこの危機感に気が付いたかのように開発を進行中。
販売不振が続くアルファロメオにとって、今回の新規モデルがどのように転ぶのかは見ものではありますが、ドイツ御三家に匹敵するブランド力や人気度合いを鑑みると、少々分が悪いのは事実で、実用性よりも走りの楽しさを選択するのがアルファロメオの強みだと感じたりします。

Reference:autoevolution

関連記事:アルファロメオよりコンパクトSUV「カマル」が登場予定。2020年には販売開始?

自動車ニュース記事”Response”より、アルファロメオのコンパクトSUVモデルが「カマル」という名称となり、発売を2020年にするとの計画がある模様。
アルファロメオは現在、ミドルサイズSUV「ステルヴィオ」の販売計画を進めている最中ですが、それと並行して、コンパクトSUVモデル「カマル」も計画を進行中。

基本的なプラットフォームは、「ジュリア・セダン」「ステルヴィオ」と同様のジョルジオプラットフォームを流用し、デザイン面においてもアルファロメオの象徴となる盾形グリルはもちろんのこと、ライトの形状やスタイリングも継承していくとのこと。

上の画像の通り、「ステルヴィオ」の弟分のようなデザインとなる「カマル」ですが、パワートレインはおそらく排気量1.5L~1.8L 直列4気筒エンジン又はターボエンジンが採用予定となっており、最高出力も200ps以上になると思われますが、依然として詳細は不明。
しかしながら、この個体の立ち位置としては、トヨタ「CH-R」やレクサス「NX」、BMW「X1」、メルセデスベンツ「GLA」といった超人気コンパクトSUVが競合となるため、その中で勝ち残っていくための魅力や要素が今のところハッキリとしていないのも事実。
ハイブリッドモデルが登場する可能性は無いにしても、価格帯でも恐らく400万~500万円になると予想されていますが、その中でどういったネタや要素を引き出すことを計画しているのか気になるところですね。