ランボルギーニ「ガヤルド」をツインターボ化&1,000馬力まで改造した猛者が登場。最大2,000馬力も可能

2020-11-14

ランボルギーニのエントリーモデル「ガヤルド」を過激チューニングしたオーナーが登場。

こちらのオーナーさん、アメリカ・テキサス州在住のアンダーグラウンドレーサーで、2004年式のランボルギーニ「ガヤルドLP500-4」に搭載される排気量5.0L V型10気筒自然吸気エンジンに2つのターボチャージャーを装備、更にはJRR MoTeC ECUによる出力調整によって最高出力500ps→1,000psまで大幅向上させた模様。


このチューニングを行ったアンダーグラウンドレーシングチームによる、ステージ3のアップグレード版を装備した「ガヤルド」は、オクタン価93のガソリンにて最高出力1,000psを発揮し、レーシング用に使用される燃料であれば更に250psアップの1,250psにまで向上することが可能とのこと。

なお、今回アップグレードした2004年(2003-2010)式「ガヤルド」のチューニング費用は1,068万円からと高額で、更には2009-2013年式の後期モデルに関しては更に1,128万円からとなっているため、もしかすると中古車価格の「ガヤルド」よりも高価かもしれません。

ちなみに、究極のスリルを求めるオーナーには、レース用燃料で最大2,000psまで出力可能な”Xバージョンターボシステム”もラインナップしているとのことです。

Reference:CARSCOOPS

関連記事①:悪魔の「GT-Z」現る。日産「フェアレディZ(240Z)」に「GT-R R35」のエンジンをスワップ【動画有】

オーストラリアのマッドサイエンティストともいえるJoel Dimmack氏による、日産「GT-R R35」のエンジン”VR38DETT”を「フェアレディZ(240Z)」にエンジンスワップした(その名も「GT-Z」)とんでもない個体が登場。

この個体は、ドリフトカーとしてハナエウェル・ギャレット・インターナショナル・ドリフト・チャレンジに参戦することが明らかとなっていますが、フロントエンジンむき出しで、おまけにマフラもフロントに搭載するというぶっ飛んだカスタムチューニングを行っていますね。

「GT-R R35」のパワートレインは、排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力550ps、最大トルク652Nmを発揮し、中回転域のレスポンスと高回転域での加速の伸びが特徴となっています(後の2017年モデルではノッキングの発生を抑えて、燃費を損ねることなく最高出力・最大トルク共に向上)。

そんな悪魔のエンジンを搭載する「GT-Z」ですが、車体を確認するだけでも外装のカスタムがとんでもないことに。

外付けリベット留めのオーバーフェンダーを含めたワイドボディキット(Moonbeam)と極太タイヤを装着することでドリフト用に足回りを強化。

「240Z」の時代は前後重量配分の不備やリヤサスの不具合により様々な問題が生じていたわけですが、そんな中で更にエンジンスワップすることで重量配分がガラッと変化することで高速走行時の浮き上がりは更に強調されそうですね。

ちなみに、「Z33」のプラットフォームはフロント・リヤともにゼロリフトを実現して高速走行時の浮き上がりを抑えたFMプラットフォームを採用し、前後重量配分最適化を図ることで低速からの運動性能と高速安定性を両立した造りとなっています。

この後、シャシ台に載せて馬力確認・調整に取り掛かるわけですが、とんでもないエキゾースト音を奏でていますね。

最大出力値は不明ですが、ビルダー曰くECUセットアップによりエンジンチューニングも実施済みとのことなので、最低でも600psは発揮している可能性が高そうです。

関連記事②:ツインターボ化で1,500馬力発揮。過激チューニングされたランボルギーニ「アヴェンタドール・ロードスター」が公開に

ランボルギーニのフラッグシップオープンモデルとなる「アヴェンタドール・ロードスター」を、更なるハイパワーモデルへと変貌させるために、アンダーグラウンド・レーシングに転向した一人のオーナーによる指示で過激チューニング。

元々、「アヴェンタドール・ロードスター」はクーペ同様に排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力700ps、最大トルク690Nmを発揮。0-100km/hの加速時間は3.0秒、最高時速は350km/h以上と十分すぎる程のハイスペックを持つ一台となります。

この個体は、上記にあるオーナーが、アンダーグラウンドレーシングにて使用することを想定しており、チューナーには自然吸気エンジンからツインターボシステム化、ビレット連結ロッド、カスタムCPレースピストン、ビレットフライホイール、アクスル、ディファレンシャル、カスタムクラッチを備えたレーシング仕様のショートブロックを備え、更には特別なECUセットアップ。

これにより、最高出力700ps→1,250psまで向上するわけですが、更にレースガスにおいては1,500psにまで向上するとのことで、同社ハイパフォーマンスモデルの「アヴェンタドールSV」の750psよりもちょうど2倍のパワーを発揮する一台へと変貌。

0-100km/hの加速時間は3.0秒→2.5秒へと短縮されていますが、これはあくまでも1,250psまで調整した場合の記録で、1,500psともなると2.3秒ほどまで短縮できるのかもしれませんね(テスラ「モデルS P100D」やダッジ「チャレンジャー・SRTデーモン」と同じ加速性能を持つことに)。