またもやブガッティ「シロン」がオークションに登場。未走行の新車状態で予想落札価格は5億円以上

2020-05-26

以前、世界限定500台の内、初期ロットモデルとして生産されたブガッティ「シロン」が、今年フランス・パリにて開催されるオークションにて出品される記事を公開しましたが、今回またもや別の「シロン」が、1月13日にアメリカ・フロリダ州にて開催されるオークションにて出品されることが判明しました。
今回出品される個体は、納車してから一切走らせていない「未走行の新品車両」。メータ上の走行距離は400kmと表示されていますが、これはブガッティが納車前に行う過酷な走行テスト分の距離となっています。


ボディカラーは何とも渋いダークブルーとブラックのツートンカラーを採用。
見る角度によってブルーの印象が大きく変化するメタリック系となっています。

サイドから確認していくと、フロントのブルーとリヤのブラックとの境界線となるC形状ピラーのディテール部にはホワイトアクセントを追加。
この辺りのカラーリングチョイスはオーナーのハイセンスさが輝いていますね。

足回りには、標準デザインのダブル5スポークホイールを採用し、ブレーキキャリパカバーは何ともナチュラルなレッドを採用。

リヤデザインを確認していくと、リヤスポイラーの内側にはレッドカラーのカーボンファイバパネルを採用。
この辺りもオプションにて細かくカラー設定が可能となっていますが、リヤスポイラーの内側に特殊なカラーを盛り込んだ車両は、恐らくこの個体だけだと思います。

インテリアはブラックの本革シートにレッドのカラードステッチを縫合したシンプルなレイアウト。
ステアリング周りやダッシュボード周り、そしてセンターコンソール付近にもカーボンファイバパーツを多用していますが、それに併せて適度にアルミも採用していることでより一層の高級感が演出されています。

本革シートの背もたれ部分にはレッドのダイヤモンドステッチが縫合されていますが、こうした特殊な縫合も快く対応するのがブガッティ。ただし、オプション総額は数千万にのぼることは間違いないでしょう。

パワートレインは、前モデルとなる「ヴェイロン」と同じく排気量8.0L W16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,500ps、最大トルク1,600Nmを発揮。
トランスミッションは7速DCTギヤボックスを搭載し、駆動方式は四輪駆動(AWD)、0-100km/hの加速時間は2.5秒未満、最高時速は420km/hにまで到達します。
今回出品されるこちらの個体の予想落札価格は、約5億円~と新車販売価格の約3億円よりも1.5倍以上高額になると予想されます。

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Reference:CARSCOOPS